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主鎖のみに不斉構造を持つ安定キラルらせんフェニルアセチレン高分子の第2の合成法

研究課題

研究課題/領域番号 18039011
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関新潟大学

研究代表者

青木 俊樹  新潟大学, 自然科学系, 教授 (80212372)

研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードらせん選択重合 / 主鎖不斉 / 高分子膜 / キラル高分子 / 二重らせん高分子 / 高分子反応 / 自己支持膜
研究概要

1.少量の水素結合可能基とバルキーキラル置換基を持つモノマーと水素結合可能基を持つアキラルモノマーのらせん選択共重合
水素結合可能基とバルキーキラル置換基を持つ新規フェニルアセチレンモノマーを合成した。この単独重合体は不溶となり、らせん選択重合は確認できなかった。しかし、この新規モノマーと水素結合可能基を持つアキラルモノマーとの共重合を行った結果、らせん選択共重合が確認され、また不斉増殖的な傾向を見出した。
2.1で得られた少量のキラル置換基を持つキラルらせんフェニルアセチレン共重合体膜よりのキラル置換基除去
得られた少量のキラル置換基を持つキラルらせんフェニルアセチレン共重合体を製膜し、自立膜を得ることができた。膜状態での脱置換基にも成功した。脱置換基後の膜にCD信号を確認し、目的とする主鎖のみに片巻きらせんを持つアセチレン高分子の合成に成功した。これにより主鎖のみに不斉構造を持つ安定キラルらせんフェニルアセチレン高分子の第2の合成法を確立した。ただし、このポリマーは溶媒には不溶であった。
3.2で得られた主鎖のみに不斉構造を持つ安定キラルらせんフェニルアセチレン高分子の可溶化
2で得られた主鎖のみに不斉構造を持つ安定キラルらせんフェニルアセチレン高分子は不溶であった。溶液中でも安定な主鎖のみに不斉構造を持つキラルらせんフェニルアセチレン高分子を得るために種々のアキラル置換基導入を試みた。得られたキラル置換基を持たないフェニルアセチレン高分子のCD測定を検討した。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Enantioselective Permeability through Membranes from a Poly (substituted phenylacetylene) Having a Chiral Helical Backbone and Achiral Bidentate Ligands as Pendant Groups2007

    • 著者名/発表者名
      Shingo Hadano
    • 雑誌名

      Chem.Lett 36(2)

      ページ: 220-221

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Synthesis of poly(phenylacetylene)-based polydendrons consisting of a phenyleneethynylene repeating unit, and oxygen/nitrogen permeation behavior of their membranes2006

    • 著者名/発表者名
      Takashi Kaneko
    • 雑誌名

      J. Membr. Sci. 278(1-2)

      ページ: 365-372

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Synthesis of functional π-conjugated polymers from aromatic acetylenes2006

    • 著者名/発表者名
      Toshiki Aoki
    • 雑誌名

      Polymer 47(14)

      ページ: 4867-4892

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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