• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

カーボンナノチューブ・全芳香族ポリイミドナノ複合体の構築

研究課題

研究課題/領域番号 18039032
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関九州大学

研究代表者

中嶋 直敏  九州大学, 大学院工学研究院, 教授 (80136530)

研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードカーボンナノチューブ / ポリイミド
研究概要

フェニル型、ナフタレン型3種、およびペリレン型の5種の全芳香族ポリイミドを相当する酸無水物可溶物とα,ω-芳香族ジアミンから合成し、これらを用いて、CNTを孤立溶解する能力があることを見出し、その特性を調べた。極性置換基がないポリイミドは溶媒に木溶であるが、スルホン酸基のような極性置換基の導入で、DMFやDMSOに可溶なポリイミドが合成出来る。これらのポリイミドで単層カーボンナノチューブ(SWNT)の可溶化実験を行ったところ、可溶化には、溶媒の影響が大きいが、いずれもSWNTを高効率に可溶化すること、可溶化能がない溶媒でも、希釈により混合溶媒溶液が作成可能であることがわかった。また、可溶化したCNTの近赤外吸収スペクトルは、孤立溶解ナノチューブに見られる特徴的なバンド構造を反映していた。また、可溶化溶液の近赤外フォトルミネッセンススペクトル測定より、ポリイミド/SWNTs DMSO溶液には、多数のカイラル指数のSWNTが溶解しており、それらは、(7,6),(8,4),(9,4),(9,5),(10,3),(11,4),(10,8)のナノチューブのカイラリティをもつことが決定出来た。一方、本系での濃度が高くなると溶液はゲル化することがわかった。また、原子間力顕微鏡を用いて、全芳香族ポリイミド可溶化SWNTのナノ構造を調べた。一方、ポリイミド可溶化CNTは、溶媒からのキャスト法にてフィルム化が出来ることがわかった。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Individual solubilization of single-walled carbon nanotubes using a total aromatic polyimide2006

    • 著者名/発表者名
      M.Shigeta, M.Komatsu, N.Nakashima
    • 雑誌名

      Chem. Phys. Lett. 418

      ページ: 115-118

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Soluble Carbon Nanotubes and Their Applications2006

    • 著者名/発表者名
      H.Murakami, N.Nakashima
    • 雑誌名

      J. Nanosci. Nanotechnol 6

      ページ: 16-27

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi