研究課題/領域番号 |
18048019
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
村口 篤 富山大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (20174287)
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研究分担者 |
北島 勲 富山大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (50214797)
杉山 敏郎 富山大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (00196768)
小澤 龍彦 富山大学, 大学院・医学薬学研究部, 助教 (10432105)
本多 立 富山大学, 大学院医学薬学研究部, 助手 (90377250)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2007年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | 感染症 / 抗体医薬 / 細胞チップ / 抗体遺伝子 / リコンビナント抗体 |
研究概要 |
本研究で以下の研究成果を得た。 1.抗原特異的Bリンパ球の自動検出法の検討を行った。リンパ球マイクロウエルアレイの検出方法の条件をさらに検討し、利用率、検出感度、再現性の向上を図った。特に、リンパ球チップの利用率が現在5%前後であり、低頻度の抗原特異的Bリンパ球検出系の課題となっているので、利用率が10%以上の新しいチップを開発した。さらにCCDカメラを用いた新しいスキャナーを改良し、1秒間隔で細胞内Ca濃度の測定を可能とした。 2.リンパ球チップを用いた病原体特異的Bリンパ球の検出、抗体遺伝子のクローニング、リコンビナント抗体の作成を行った。HBsワクチン接種でHBs抗原陽性の健常人をボランティアとし、リンパ球マイクロウェルアレイを用いてHBs抗原特異的Bリンパ球の同定および抗体遺伝子解析を行った。HBs特異的抗体遺伝子のV領域配列をヒトIgGのC領域配列と結合させた発現型ベクターを構築し動物細胞株(293T)に導入し、リコンビナント抗体を得た。現在抗体に結合する20個以上のヒトリコンビナント抗体を取得している。 3.リンパ球チップの応用として抗体産生細胞の検出を試みた。免疫したマウスの脾細胞あるいほHBsワクチン接種によりHBs抗原陽性の健常人ボランティアの末梢血のBリンパ球を、抗原をコートしたリンパ球チップに1個づつ播種し、特異的抗体産生細胞の検出をFLISPOT法で行った。この検出系の確立により、抗原特異的抗体のmRNAを大量に発現すう1個の交代産生細胞を得ることが可能となり、リコンビナントの作成が画期的に容易になった。
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