研究課題
特定領域研究
当研究では、3つのインタフェースにっいて下記のような方法で研究を進めた。(1)大量の情報に基づく会話や議論を促進するためめインタフェース:まず、すでに実装済みのシステムとその運用結果を詳細に分析し、ユーザの傾向や要求を抽出した。そして、分析を踏まえたユーザインタフェースの改善について研究学会での運用評価を行うとともに、よりインフォーマルな場面にも応用範囲を拡大した。(2)大量の情報を継続的に探索・収集するためのインタフェース:このシステムは、仮想的な空間中に情報を分布させ、さらにそれらに生命に対応付けた生態系のメタファを利用することで、発展的・継続的な情報探索プロセスを支援するものである。当研究期間においては、上記のメタファを用いて単純な蓄積ではなく探索的な情報検索プロセスを支援するためのモデルを提案するとともに、そのモデルに基づいたアプリケーションを作成した。。(3)大量の情報を扱う過程で適切にプライバシを管理するためのインタフェース:まず既存のコミュニケーションおよびプライバシコントロール・インタフェースを網羅的に調査し、現存するシステムに欠落している性質をはじめ当該システムの要件を明らかにした。調査結果に基づきプロトタイプシステムを実装した。単純な空間メタファによってプライバシ設定の可視化および動的コントロールを統合したインタフェース・モデルを提案した。
すべて 2006
すべて 雑誌論文 (2件)
Conference Supplement of CSCW 2006
ページ: 207-208
日本ソフトウェア科学会論文誌 コンピュータソフトウェア Vol.23,No.4
ページ: 69-75
110004837726