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筋骨格柔軟ヒューマノイドによるインタラクションの成長

研究課題

研究課題/領域番号 18049021
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京大学

研究代表者

稲葉 雅幸  東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (50184726)

研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2006年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
キーワード知能ロボティクス / 行動成長 / 筋骨格ヒューマノイド
研究概要

本研究の目的は,人間や環境との柔らかなインタラクション行動を筋骨格ヒューマノイドの特長を生かした形で実現を図り,段階を追って行動様式を成長させていくことである.今年度は,上半身全体を用いたクランク回し行動を取り上げ,筋骨格ヒューマノイド小太郎による実現を目指し,研究を執り行った.まずは,筋骨格ヒューマノイドにおいてクランク回し行動を実現する上で対象との関わり方の観点から,人間の直接教示による概略視姿勢の作成(対象を意識せず),関節角・筋長変化の近似モデルの利用(対象モデルの目標軌道に沿って動作生成),自ら探索的に身体を動かす形での運動拘束の探索(対象への働きかけを評価して行動を修正)という3種類の実装法を示した.特に3番目の自ら探索的にクランクを動かす解を探る行動生成では,対象であるクランクの動かし方に関し試行錯誤を行いつつ,実際に行った結果を評価し,強化学習の1つであるR学習を用いて学習する手法をとった.行動結果を実際に評価することにより,自己身体による評価によって運動拘束を探索する学習系を構築している.また,インタラクションとしてのクランク回し行動の筋骨格ヒューマノイドへの実装だけではなく,インタラクション行動中のログ情報に基づいた行動経験解析手法についても検討を行った.ここでは,行動中に必要とされる感覚運動情報として,センサやアクチュエータ相互の関係性の時系列的な変化に焦点を当てた.そして,池谷らが提案した,高速学習可能な時間文脈を形成するニューラルネットを利用して行動ログを解析するシステムを構築し,クランク回し行動の脊椎駆動ワイヤにおけるワイヤ同士の時系列的な相関に関して実機からのデータを用いて検証を行った.

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 超多自由度ヒューマノイド小太郎による背骨を用いたクランク行動の実現2006

    • 著者名/発表者名
      村松直矢, 吉海智晃, 西野環, 水内郁夫, 稲葉雅幸
    • 雑誌名

      第24 回ロボット学会学術講演会RSJ2006 予稿集

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 時間文脈形成ニューラルネットを用いたヒューマノイドの身体内相互関係変化の解析システム2006

    • 著者名/発表者名
      吉海智晃, 水内郁夫, 林摩梨花, 村松直矢, 稲葉雅幸
    • 雑誌名

      第24 回ロボット学会学術講演会RSJ2006 予稿集

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Development of Musculoskeletal Humanoid Kotaro2006

    • 著者名/発表者名
      I.Mizuuchi, T.Yoshikai, Y.Sodeyama, Y.Nakanishi, A.Miyadera, T.Yamamoto, T.Niemela, M.Hayashi, J.Urata, Y.Namiki, T.Nishino, M.Inaba
    • 雑誌名

      Proceedings of The 2006 IEEE International Conference on Robotics and Automation

      ページ: 339-344

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Humanoid's Imitation Behavior with Reflexes by Parallel Evaluating Monitors2006

    • 著者名/発表者名
      T.Yoshikai, I.Mizuuchi, M.Inaba
    • 雑誌名

      Proceedings of The 2006 IEEE International Conference on Robotics and Automation

      ページ: 4440-4442

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 肩甲骨・鎖骨構造を有する筋骨格型ヒューマノイドの幾何制約を考慮した肩の運動生成法2006

    • 著者名/発表者名
      袖山慶直, 西野環, 吉海智晃, 水内郁夫, 稲葉雅幸
    • 雑誌名

      ロボティクス・メカトロニクス講演会'06予稿集

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 筋骨格ヒューマノイドにおけるビジュアルフィードバックに基づいたリーチング動作の実現2006

    • 著者名/発表者名
      西野環, 袖山慶直, 吉海智晃, 水内郁夫, 稲邑哲也, 稲葉雅幸
    • 雑誌名

      ロボティクス・メカトロニクス講演会'06予稿集

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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