研究課題/領域番号 |
18049029
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
三宅 美博 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助教授 (20219752)
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研究分担者 |
山本 知仁 金沢工業大学, 工学部, 講師 (60387347)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 間(ま) / 共創 / 対話 / インタフェース |
研究概要 |
ITコミュニケーションにおける情報爆発の背景には、記号化された明在的情報に偏った伝達チャンネルの拡大がある。この問題を克服するためには、明在的情報に加えて、情報を意味づけている暗在的なコンテクスト情報の共有促進技術が不可欠である。そして、このコンテクストを生む「場」や「間」が人々の間で共創される必要があると考えられる。そこで本研究では、人間の対話コミュニケーションをモデルとして「間」の共創機構を解析し、それに基づく「間」の共有支援インタフェースの構築をめざしている。これは大きく2つのステージに分けられ、前半が対話コミュニケーションにおける「間」の共創機構の解析とモデル化であり、後半がそれに基づく共創型の音声インタフェースの開発とネットワークにおける「間」の共有支援への展開である。本年度は、その構想の最初の1年分について実施した。具体的には、同期タッピング実験の研究成果をもとに、対話において発話と身体動作の関係を解析し、この予測的な時間感覚としての「間」の生成と共有のメカニズムを明らかにした。特に、対話におけるターンテイキングに注目し、発話と身振りの時間発展の計測を行なった。その結果、発話や身振りのタイミング同調(「間」の共有)と合意形成が対応することを明らかにした。これは申請代表者(三宅)・分担者(山本)と海外共同研究者(ペッペル)の連携のもと進めた.さらに、このデータの時系列解析に基づいて対話における「間」の共創モデルを構築した。これは海外共同研究者(ザカイ)の協力を得て推進した。
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