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アンドロイドにおける自然な相互作用機能生成

研究課題

研究課題/領域番号 18049057
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関大阪大学

研究代表者

石黒 浩  大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (10232282)

研究分担者 中村 泰  大阪大学, 大学院工学研究科, 助手 (70403334)
研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード知能ロボティクス / 人工知能 / 認知科学 / ユーザインターフェース / アンドロイド
研究概要

見かけがヒトと酷似したロボットであるアンドロイドは,その見かけからヒトと同様の存在感を持つ情報メディアとして利用できる可能性を持ち,また,統制可能な人間としてヒューマンインターフェース研究に対する貢献も期待される.すなわち,アンドロイドは情報爆発時代の新たなメディアとなる一方で,爆発する情報量とヒトを結びつける基礎研究を開拓する可能性を持つ.そこで,本研究では,ヒトの持つ存在感を調べることによりヒトと関わる機械における基礎知識を数多く抽出し,ヒューマンインターフェースとしてのロボットのデザインや人間間のコミュニケーションについての研究を行った.
視線動作などの無意識的に実行されるヒトの動作は,心理学・認知科学の分野で詳細に調べられており,被験者によるアンケート評価には現れない被験者のアンドロイドに対する反応について様々な考察が可能となる.本研究では,ヒトとアンドロイドと対面した時の被験者の視線の動きを計測し,それらを比較することにより,被験者がアンドロイドに対して社会性を無意識にうちに感じるか調べた.ヒト,ヒューマノイドロボット,アンドロイドのそれぞれと対面したときの,被験者が相手を見つめる時間や視線をそらす方向を比較することにより,ヒトは無意識にアンドロイドに対して社会性を感じることが分かった.
また,これまでの研究により,アンドロイドの動作がアンドロイドの人間らしさに大きな影響を与えることが分かってきた.そこで,ヒトの運動をモーションキャプチャ装置によって計測し,計測したヒトの動作パターンに基づいて,より人間らしいアンドロイドの動作生成の枠組みについての研究を行った.特に,各関節の運動の連動性に着目し,体全体が連動して動くことが動きの人間らしさに影響を与える事を明らかにした.

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Scientific issues concerning androids2007

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Ishiguro
    • 雑誌名

      International Journal of Robotics Research Vol. 26, No. 1

      ページ: 105-117

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Android Science : Conscious and subconscious recognition2006

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Ishiguro
    • 雑誌名

      Connection Science Vol. 18, No. 4

      ページ: 319-332

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Evaluating the human likeness of an android by comparing gaze behaviors elicited by the android and a person2006

    • 著者名/発表者名
      Takashi Minato, Michihiro Shimada, Shoji Itakura, Kang Lee, Hiroshi Ishiguro
    • 雑誌名

      Advanced Robotics Vol. 20, No. 10

      ページ: 1147-1163

    • NAID

      10018821169

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] アンドロイドの顔における人間らしさ2006

    • 著者名/発表者名
      港隆史, 石黒浩
    • 雑誌名

      基礎心理学研究 Vol. 25, No. 1

      ページ: 99-102

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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