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過排卵が及ぼす未受精卵インプリントへの影響

研究課題

研究課題/領域番号 18051012
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関長崎大学

研究代表者

木住野 達也  長崎大学, 先導生命科学研究支援センター, 准教授 (70315232)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2007年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードインプリンティング / Snrpn / IC-transcript / DNAメチル化 / 卵 / エンハンサー
研究概要

卵成熟過程における一次インプリントの獲得機構に関してマウスSnurf-Snrpn遺伝子(以下Snrpnと略)に焦点をあて平成19年度も解析を進めた。Snrpn DMR1領域のDHS2に存在するCAS(conservedactivator sequence)は、配偶子ではメチル化を受けていないが、着床後の胚発生過程で両アレルとも二次的にメチル化を受けており、例外的に脳では、父親アレルのみがメチル化を免れていることを平成18年度に報告した。ヒトCASはSNRPN上流のプロモーターのエンハンサーとしての機能を持つ事が知られていることから、マウスCASのエンハンサー活性とDNAメチル化による活性の変化をルシフェラーゼ活性にて解析した。マウスCASはヒト同様にSnrpn上流のプロモーターのエンハンサー活性を持ち、CASのメチル化によりエンハンサー活性が約1/4に減少する事が判明した。マウスCASはヒトと異なり発達期依存的及び組織特異的にメチル化を受けるが、そのメチル化に依存してSnrpn座位より発現するSnrpn、IC-transcriptの発現が調節されていると考えられる。特にマウス卵においてはCAS,U2エキソンは非メチル化していることから、エンハンサーCASによるIC-transcriptの発現が卵成熟過程におけるSnrpn DMR1領域のDHS1(Snrpnプロモーター)のメチル化に関与している可能性が強い。今後CAS領域をふくむノックアウトマウスを作成し、卵におけるSnrpn、IC-transcriptの発現と卵におけるメチル化獲得機構を解析する予定である。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Role of DNA methylation and histone H3 lysine 27 methylation in tissue-specific imprinting of mouse Grb102007

    • 著者名/発表者名
      Yamasaki-Ishizaki Y, et. al.
    • 雑誌名

      Mol Cell Biol 27

      ページ: 732-742

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Congenital arhinia: molecular-genetic analysis of five patients2007

    • 著者名/発表者名
      Sato D, et. al.
    • 雑誌名

      Am J Med Genet A 143

      ページ: 546-552

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] プラダーウィリ症候群/アンジェルマン症候群責任領域のインプリント確立機構の解析2007

    • 著者名/発表者名
      Kishino T
    • 学会等名
      日本小児神経学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2007-07-07
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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