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クロマチン結合タンパク質Winged eyeによるdecoding制御

研究課題

研究課題/領域番号 18055003
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東北大学

研究代表者

倉田 祥一朗  東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (90221944)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
2007年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2006年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
キーワードエピジェネティック / 発現制御 / 発生・分化 / ショウジョウバエ / クロマチン / ゲノム / 再生医学
研究概要

本研究の目的は、「ショウジョウバエの複眼を翅に改変できるクロマチン結合タンパク質Winged eye(WGE)によるエピジェネティックな制御を解析し、特定の遺伝情報の読み出し方を上位で制御する機構を理解する」ことにある。これにより、同じゲノム情報から個別の特異性が発現する機構と、均一な細胞集団の一部で、その特異性が決定される機構についての理解が進むものと期待できる。Wgeは、複眼を、前後軸・背腹軸を有するほぼ完全な構造を有する翅へと改変する遺伝子として、ゲノム機能を利用した網羅的探索により同定した遺伝子である。これまでに、クロマチン上のWGEは、ポリコーム遺伝子群(PcG)のPSC蛋白質のクロマチン上の局在部位のほぼ全てを含有することが明らかとなっている。そこで、PcGが作用するシスエレメントであるポリコーム応答領域(PRE)を用いたエピジェネティックな遺伝子発現制御を調べる系(Fab7)を用いて、WGEがどのようなエピジェネティック制御を行うのか調べた。その結果、クロマチン上でWGEとPSCが共局在することに対応して、wgeは、ホメオティック遺伝子であるAbd-BのPREに対してPcGと拮抗する作用を示すトリソラックス遺伝子群(trxG)様(活性化状態の維持)の作用を示すことが明らかとなった。さらに、酵母two-hybrid系でWGEと相互作用する、機能未知の新しいタンパク質、WGE interacting protein(WIP)が、WGEと同様にクロマチンの特異的な部位に結合することを見いだした。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The YPWM-motif links Antennapedia to the basal transcriptional machinery.2008

    • 著者名/発表者名
      Prince, F., Katsuyama, T., Plaza, S., Resendez-Perez, D., Berry, M., Kurata'S., and Gehring, W. J.
    • 雑誌名

      Development (印刷中)

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 複眼を翅に改変する遺伝子winged eyeによるエピジェネティック制御2007

    • 著者名/発表者名
      中島瑠美, 勝山朋紀, 寺島潤, 倉田祥一朗
    • 学会等名
      第30回日本分子生物学会・第80回日本生化学会合同大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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