研究課題/領域番号 |
18057032
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 生理学研究所 (2007) 国立長寿医療センター(研究所) (2006) |
研究代表者 |
深田 正紀 生理学研究所, 細胞器官研究系, 教授 (00335027)
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研究分担者 |
深田 優子 国立長寿医療センター, (研究所), 特任研究員 (40416186)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
2007年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 脂質修飾 / パルミトイル化 / 酵素 / G蛋白質 / 生化学 / GFPイメージング / 細胞生物学 / 全反射顕微鏡 |
研究概要 |
細胞内情報伝達の要として機能するGTP結合蛋白質の多くは特定の膜マイクロドメインに局在することにより外界シグナルを細胞内に効率良く伝達することができる。パルミトイル化脂質修飾は三量体G蛋白質のGα(Gs,Gi,Gqなど)、低分子量G蛋白質(H/N-Rasなど)に見られ、これら分子の局在、機能を外界刺激依存性に制御していると考えられている。最近、私どもはゲノムワイドにパルミトイル化反応の責任酵素群を同定した。本研究では1)各G蛋白質をパルミトイル化する特異酵素の同定、2)パルミトイル化酵素の活性制御機構の解析、及び3)パルミトイル化酵素によるG蛋白質動態制御機構の解析を行う。 昨年度までに、Gαs、Gαqのパルミトイル化酵素を独自のパルミトイル化酵素ライブラリーを用いてスクリーニングし、DHHC3、DHHC7にGαサブユニットに対して著しくパルミトイル化レベルを促進させる活性があることを見出した。今年度は新たにGαi2をパルミトイル化する酵素としてDHHC3、DHHC7およびDHHC21を見出した。さらに、DHHC3とDHHC7をノックダウンにより機能抑制したところ、内在性のGαqのパルミトイル化レベルが減少し、細胞膜から細胞質にGαqが移行することを見出した。さらに、DHHC3がゴルジ装置に局在し、Gαqが細胞膜とゴルジ装置間を常時サイクルしていることを見出した(堤ら投稿準備中)。現在、Gαqの細胞内動態をFRAP,photoconversion法および全反射顕微鏡を駆使して可視化し、パルミトイル化酵素によるGαqの動態制御機構を明らかにしようとしている。このように今年度の研究計画は達成できたと考えている。
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