研究課題/領域番号 |
18058015
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
田中 克典 関西学院大学, 理工学部, 准教授 (60273926)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 複製チェックポイント / 分裂酵母 / ChIP法 / Mrcl / 細胞周期 / 染色体 / Mrc1 |
研究概要 |
ゲノムDNAの複製を完了させるためには、DNA複製フォークが安定に維持され、種々の障害を乗り越える必要がある。複製フォークにはその進行をモニターし、緊急時に複製フォークを保護する因子が付随していることが最近明らかとなってきた。それらは、Tof1/Swi1/Timeless-Csm3/Swi3/Tipin複合体(複製フォーク保護複合体)、およびMrc1/Claspinである。それらは、複製開始時に複製フォークにローディングされ、MCMやCdc45と相互作用しつつ、複製の進行をモニタリングし、複製フォーク複合体の活性や集合状態を細胞周期やチェックポイント応答と連動させる機能制御の役割をもつと考えられる。 我々は、分裂酵母の系を用いて複製チェックポイントメディエーター分子Mrc1を中心に、複製フォークの保護とチェックポイント応答の連動について解析を行っている。クロマチン免疫沈降(ChIP)法により、Swi1-Swi3複製フォーク保護複合体依存的・複製チェックポイント非依存的に、複製の進行に伴いMrc1が複製フォークの上を移動しているという明確な結果を得た。さらに、Mrc1のDNA結合ドメインとして報告されている領域は、Mrc1の複製フォークへの結合に必要でないことがわかった。しかし、DNA結合ドメインの変異体はCPTに感受性を示し、Rad22-YFPを用いた観察により複製フォークの不安定化が生じていることもわかった。これらの結果より、Mrc1のDNA結合活性は、複製フォークへの結合以降の段階で、複製フォークの安定化に機能している事が示唆された。
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