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M期チェックポイントタンパク質Mad2のキネトコア局在化を制御する分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18058021
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関久留米大学

研究代表者

齋藤 成昭  久留米大学, 分子生命科学研究所, 講師 (30352123)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2007年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード動原体 / チェックポイント / 染色体分配 / 紡錘体 / DASH複合体 / Mad2
研究概要

複製された染色体DNAが次世代へと過不足なく均等に分配されるためには、M期において染色体と紡錘体が正しく結合しなければなりません。M期チェックポイントは、紡錘体と染色体の結合状態をモニターし、染色体分配の均等性を保障するメカニズムです。M期チェックポイントタンパク質Mad2は、紡錘体と正しく結合していない染色体のキネトコア上に集積します。本研究では「M期特異的キネトコア構成因子であるDASH複合体が、Mad2の局在化にどのように関与しているか」という点に焦点を絞り解析を進めます。本年度は、遺伝学的解析により、1)Mad2のキネトコア局在化は2つの独立な経路によって制御されていること、を突き止めました。その一方の経路においてDASHは必須な役割を担っていますが、この経路は「紡錘体と未結合のキネトコア」の感知に関わっているようでした。つぎに、分裂酵母の微小管変異株を利用した生細胞顕微鏡観察により、キネトコアと紡錘体の結合過程を詳細に解析する系を作成しました。この解析系により、2)DASHは紡錘体とキネトコアの効率的な結合形成に必要であること、を明らかにしました。さらに、3)DASH複合体は、紡錘体と結合したキネトコア上へ選択的に局在化すること、を突き止めました。これらの結果は、DASH複合体がキネトコアと紡錘体の結合状態をモニターしており、その状態に応じてMad2チェックポイントを制御し、さらには「紡錘体とキネトコアの結合」を促進する分子メカニズムの活性化にも関与していることを示唆しています。現在、他の研究で得られた成果もあわせて取りまとめ、公表の準備を進めています。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] The fission yeast DASH complex is essential for satisfying the spindle assembly checkpoint induced by defects in the inner-kinetochore proteins2007

    • 著者名/発表者名
      小林妥世, 齋藤成昭, 荻山友貴, 副島朗子, 高橋考太
    • 雑誌名

      Gene to Cells 12

      ページ: 311-328

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] M期チェックポイントタンパク質Mad2のキネトコア局在化を制御する2つの経路2008

    • 著者名/発表者名
      齋藤成昭、小林妥世、荻山友貴、高橋考太
    • 学会等名
      染色体ワークショップ
    • 発表場所
      湯河原(静岡県)
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] The bub1 checkpoint pathway and the DASH complex regulate the kinetochorelocalization of Mad22007

    • 著者名/発表者名
      齋藤成昭、小林妥世、高橋考太
    • 学会等名
      Forth International Fssion Yeast Meething
    • 発表場所
      コペンハーゲン(デンマーク)
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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