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異なるリガンド環境におけるTリンパ球応答の分子基盤

研究課題

研究課題/領域番号 18060031
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関徳島大学

研究代表者

安友 康二  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30333511)

研究分担者 九十九 伸一  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (10346596)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2006年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
キーワードNotch / 免疫応答 / Tリンパ球 / リガンド結合 / fringe / CD4 / 糖鎖
研究概要

Notchシグナルは様々な細胞分化および細胞生存に関与することが知られており、哺乳動物では4種類のNotchが存在し、リガンドとしては3種類のDelta(1,3,4)と2種類のJagged(1,2)が報告されている。DeltaおよびJaggedは、同一の細胞に発現する同一のNotchと相互作用して異なる反応を誘導することが明らかになっており、特に生体防御システムにおいて、この相互作用が重要な役割を果たしている可能性が示唆されている。同一のレセプターを介していると考えられるにもかかわらず、なぜこのように全く異なる細胞応答が誘導されるかについては明らかになっていない。そこで本研究では、異なるNotchリガンドを細胞外環境としてとらえ、2種類のNotchリガンドによりTリンパ球を刺激した際のシグナル伝達経路の相違点を解明することを目的とする。本研究では、lunatic fringeがどのようにTリンパ球の分化に関与するかについて研究を行い、lunatic fringeの発現が、胸腺前駆細胞が胸腺内で適切なリガンドであるDeltaを選別することに必須であることを、胸腺臓器培養法を駆使して明らかにした。また成熟CD4およびCD8Tリンパ球、NK細胞にもIunatic fringeが発現していることから、成熟Tリンパ球応答、NK細胞応答にもlunatic fringeによるNotchの糖鎖修飾が関与することが示唆された。さらに、Notch結合分子をyeast two hybrid法によって同定を試み、数種類の分子がNotchと結合することを解明した。今後はリガンド結合の際によって、これらの結合分子との相互作用がどのように変化するのかについて明らかにする必要性がある。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2006

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Malaria parasites require TLR9 signaling for immune evasion by activating regulatory T cells2008

    • 著者名/発表者名
      Hisaeda
    • 雑誌名

      The Journal of lmmunology 180

      ページ: 24962503-24962503

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Lunatic fringe controls T cell differentiation through modulating notch signaling2006

    • 著者名/発表者名
      九十九伸一
    • 雑誌名

      The Journal of Immunology 177

      ページ: 8365-8371

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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