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分泌と分解による細胞外因子の制御メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 18060044
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関株式会社三菱化学生命科学研究所

研究代表者

後藤 聡  株式会社三菱化学生命科学研究所, 研究部門・糖鎖制御学グループ, 主任研究員 (60280575)

研究分担者 矢野 弘之  株式会社三菱化学生命科学研究所, 研究部門糖鎖制御学グループ, 特別研究員 (30416664)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2007年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワードWnt / 小胞輸送 / 細胞極性 / タンパク質分解 / RNAi / 翻訳後修飾 / 細胞生物学 / 極性輸送
研究概要

細胞間の情報伝達や接着は,分泌蛋白質や細胞膜蛋白質によって制御されている。そのような蛋白質は,極性のある上皮細胞や神経細胞上では,その極性にそって異なる局在をしているものが多い。さらに,それらの蛋白質は糖鎖や脂質による翻訳後修飾を受けることによって,正しい機能を獲得する。例えば,ショウジョウバエの分泌性シグナル分子であるWingless(Wg)は,脂質修飾および糖修飾を受けた後,上皮細胞のアピカル側へと分泌される。また,ショウジョウバエの眼の形成に必須であるChaoptinという細胞接着因子も,糖修飾を受けた後,光受容細胞のアピカル側の細胞膜へと輸送される。しかし,これらの蛋白質の分泌や極性輸送の制御メカニズムについてはまだまだわからないことが数多く残されている。さらに,翻訳後修飾の制御メカニズムについてはほとんどわかっていないといっても過言ではない。そこで,我々は,ショウジョウバエを用いて蛋白質の分泌や極性輸送の制御メカニズムを解析したところ,分泌制御についてはTSG101と呼ばれる分子がWinglessの分泌に重要な役割を果たしていることを見出した。さらに解析を進めたところ,TSG101が関わる分泌過程はERからゴルジ体への輸送過程であることが明らかとなった。また,これとは独立に進めたChaoptin の極性輸送に関与する分子のゲノムワイドスクリーニングの結果,非常に興味深い分子を同定することにも成功した。

報告書

(2件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Regulation of glycosylation bu Golgi units2006

    • 著者名/発表者名
      Goto, S.
    • 雑誌名

      Trends in Glycoscience and Glycotechnology 18

      ページ: 377-382

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 発生における小胞輸送・糖修飾の役割2007

    • 著者名/発表者名
      後藤 聡
    • 学会等名
      日本発生生物学会、秋季シンポジウみ
    • 発表場所
      岡崎コンファレンスセンター
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2018-03-28  

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