配分額 *注記 |
35,600千円 (直接経費: 35,600千円)
2009年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
2008年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
2007年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
2006年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
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研究概要 |
本研究では,多様な配位状態をとる典型金属元素と多様な電子状態をとる遷移金属元素が共存・協働する複合反応剤を設計し,有機塩化物などの工業的に重要な炭素資源を活用する触媒的炭素-炭素結合生成反応の開発を目標として研究を行った.有機典型金属化合物と有機ハロゲン化物との触媒的クロスカップリング反応は,電子材料や医・農薬およびその中間体の選択的な合成に重要であるだけでなく,このような典型・遷移金属協働系として興味深い化学変換反応である.研究期間中に,種々の鉄塩および鉄錯体を触媒とすることで,有機マグネシウム,亜鉛,ホウ素,アルミニウム化合物と種々の有機ハロゲン化物とのクロスカップリング反応が効率的に進行することを見出した.
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