研究課題/領域番号 |
18064012
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 (2008-2009) 大阪大学 (2006-2007) |
研究代表者 |
寺尾 潤 京都大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (00322173)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
27,200千円 (直接経費: 27,200千円)
2009年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2008年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2007年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2006年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 遷移金属触媒 / 炭素-炭素結合形成反応 / クロスカップリング反応 / アート型錯体 / 多元素相乗効果 / シクロデキストリン / ロタキサン / Glaser反応 / 被覆共役ポリマー / 完全メチル化CD / フェニレンエチニレン / 偏光顕微鏡測定 / 時間分解マイクロ波伝導度測定 / カルボマグネシウム化 / ハロゲン化アルキル / グリニャール試薬 / チタノセン / 銀触媒 / ビニルグリニャール試薬 / アリルグリニャール試薬 / 1, 2-ジブロモエタン / π炭素系配位子 / ペリフルオロ基 / アルミニウム試薬 / フッ化アルキル / CF_3 基 / アニオン性錯体 / ブタジエン / アルキル化反応 / シリル化反応 / 位置選択的炭素-炭素結合形成反応 |
研究概要 |
オレフィンやジエンなどのπ炭素配位子は、配位形式をπ型からσ型に変化させることが可能であるため、これを有する遷移金属錯体は炭素求核剤との反応により容易に電子を収容し、安定なアート型錯体を与える。この錯体は負電荷を有する遷移金属と典型金属カチオンにより形成される高配位型の複合金属錯体であり、もとの中性錯体と比べると、全ての分子軌道エネルギーが上昇しており、様々な反応形態で電子供与能を示し得ることが期待される。我々は、この特性を利用し、ハロゲン化アルキルやクロロシランなどの電子受容体を反応させ、遷移金属、典型金属、炭素、ケイ素、ハロゲン等の異種の元素が複合的に作用する反応場を構築し、新しい分子変換反応の創出を目的とした。即ち、(i)アート型錯体の中心遷移金属の高い求核性を利用するクロスカップリング反応、(ii)アート型錯体に配位したオレフィン類の求核的活性化を鍵とする新規触媒反応、(iii)アート型錯体を電子移動剤として利用する遷移金属ラジカル触媒系の開発に成功した。
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