研究課題/領域番号 |
18104008
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 寛 東京大学, 物性研究所, 教授 (20127054)
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研究分担者 |
植田 浩明 東京大学, 物性研究所, 助教 (10373276)
礒部 正彦 (磯部 正彦) 東京大学, 物性研究所, 技術専門職員 (70396919)
伊藤 正行 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (90176363)
竹下 直 独立行政法人産業技術総合研究所, 研究員 (60292760)
山内 徹 東京大学, 物性研究所, 技術専門職員 (10422445)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
85,280千円 (直接経費: 65,600千円、間接経費: 19,680千円)
2009年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2008年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2007年度: 23,920千円 (直接経費: 18,400千円、間接経費: 5,520千円)
2006年度: 38,090千円 (直接経費: 29,300千円、間接経費: 8,790千円)
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キーワード | 強相関係 / 強相関電子系 / 物性実験 / バナジウム酸化物 / 電磁気物性 / 高圧物性 / 圧力誘起超伝導 / 電化秩序 / 金属絶縁体転移 / 電荷秩序 |
研究概要 |
ベータバナジウムブロンズでは、温度と圧力をパラメターとして、電荷無秩序金属相、電荷秩序反強磁性相、電荷秩序スピン・ギャップ相、超伝導相など多彩な基底状態競合現象が見出された。超伝導はそのような多重基底状態競合の庭に咲いた花といえる。特に遷移金属酸化物系では初めての電荷秩序と競合する超伝導で、次元クロスオーバーや電荷揺らぎの増大を伴って出現する。一方、ホランダイトバナジウム酸化物では、バナジウム酸化物に特有のスピン1重項対形成を伴った電荷秩序型金属絶縁体転移が見出された。同じくホランダイト構造を持つクロムホランダイトではこれまた世界で初めて強磁性を維持したままの金属絶縁体転移が見出された。
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