研究課題/領域番号 |
18200018
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
開 一夫 東京大学, 大学院・情報学環, 准教授 (30323455)
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研究分担者 |
石黒 浩 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10232282)
今井 倫太 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (60348828)
板倉 昭二 京都大学, 文学研究科, 准教授 (50211735)
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連携研究者 |
旦 直子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特任研究員 (40536877)
松田 剛 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特任助教 (70422376)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
49,270千円 (直接経費: 37,900千円、間接経費: 11,370千円)
2008年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2007年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2006年度: 29,640千円 (直接経費: 22,800千円、間接経費: 6,840千円)
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キーワード | 心の理論 / 認知神経科学 / 発達科学 / 認知科学 / アンドロイド |
研究概要 |
本研究は、認知科学とロボティクス双方の研究領域に共通する課題として、原初的コミュニケーションにおける「円滑さ・自然さ」をとりあげ、これを計測・分析するための実験的枠組みと指標を構築することを目的とした。実施した主な研究項目は、母子間相互作用場面における母子双方の同時脳活動計測実験環境の構築と脳活動計測実験(1)及びヒトーロボットーアンドロイドロボットを刺激としたEEG脳活動計測実験(2)である。 (1)に関しては、コミュニケーションの時間的側面に焦点をあてて、テレビモニターを介した母子間相互作用場面において映像遅延装置を用いて不自然なコミュニケーション環境を実験的に作り出し、遅延のないライブ条件と行動レベル・脳活動レベルでの比較を行った。これまでの分析の結果、遅延条件では乳児の下頭頂葉周辺におけるガンマ帯の活動が増大していることが発見された。 (2)に関しては、「見た目」の影響に焦点をあて、ヒトとロボットとアンドロイドロボットが同じ動作をしている刺激に対するmu波減衰を指標としたEEG実験を行い、ヒトではmu波減衰が生起するが、ロボットとアンドロイドでは生じにくいことを明らかにした。 この他、社会的参照行動を題材に視線計測実験実施し、表情認知と視線追従の関連性についても明らかにした。
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