研究課題/領域番号 |
18208015
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林学・森林工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
二井 一禎 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50165445)
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研究分担者 |
東 順一 京都大学, 農学研究科, 教授 (80115782)
山田 利博 京都大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30332571)
植原 健人 農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター, 主任研究員 (30355458)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
47,450千円 (直接経費: 36,500千円、間接経費: 10,950千円)
2008年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2007年度: 22,230千円 (直接経費: 17,100千円、間接経費: 5,130千円)
2006年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
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キーワード | 劇症型萎凋病 / マツ枯れ / ナラ枯れ / 防御関連物質 / 病原性決定因子 / 媒介昆虫 / 亜社会性行動 / 網羅的分子同定 / 線虫体表タンパク質 / 生物防除 / 坑道内微生物群集 / 劇症型森林流行病 / 弱病原性系統 / 体表面タンパク / カジノナガキクイムシ / 防御応答 / 酵母類 / 防御関連遺伝子 / フェノール性物質 / 潜在感染木 / 寄主応答 |
研究概要 |
マツ枯れに関しては病原体の純系化に成功し、これにより精度の高い、かつ再現性のある分子生物学的研究が可能になった。さらに、病原線虫感染に始まる寄主-寄生者間の分子応答に関しては、宿主樹体内で異常に増加生成される線虫表皮タンパク質を発見し、その化学的同定に成功したが、寄主の感染応答遺伝子については現在も研究を継続中である。 一方、ナラ枯れに関しては、媒介昆虫の樹体内における亜社会性行動の実態や、この媒介昆虫と関連する菌類の生態や、坑道内での群集構造、さらには病原菌感染後の寄主体内における二次代謝産物の動態などを研究し、一定の成果を得た。さらに、本病を生物学的に防除するために天敵微生物の探索を実施し、これまでにいくつかの候補微生物を得る事に成功した。 以上のように、二つの劇症型森林萎凋病の防除法確立のために必要な基礎知見を明らかにする事に成功しており、今後の未解決課題の研究遂行も併せて、これら流行病の防除法確立に貢献することが可能となろう。
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