研究課題/領域番号 |
18208023
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
畜産学・草地学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
古瀬 充宏 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (30209176)
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研究分担者 |
豊水 正昭 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80180199)
村井 篤嗣 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 准教授 (10313975)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
47,970千円 (直接経費: 36,900千円、間接経費: 11,070千円)
2008年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2007年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2006年度: 24,700千円 (直接経費: 19,000千円、間接経費: 5,700千円)
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キーワード | 家畜管理 / 飼養管理 / 栄養管理 / 飼養標準 / 環境生理 / アミノ酸 / ペプチド / エネルギー代謝 / CRF / 視床下部-下垂体-副腎皮質軸 / 体温 / 脂肪酸 / ヒナ / 呼吸商 / 基質 / 血管作動性腸ペプチド / グルカゴン様ペプチド-1 / α-メラニン細胞刺激ホルモン / 下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド / 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン / 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン / 酸素消費量 / 二酸化炭素排出量 / 熱生産量 / ニューロペプチドY / 卵黄 / 肝臓 |
研究概要 |
ニワトリは早成鳥であるがために家禽として重要な位置を占めてきた。その一方で、恒温動物であり、体温が高いものと認識されてきた。ところが、孵化後しばらくは体温調節がうまく機能せず、短期間の体温維持しかできないために保温が必要となる。この原因を解明するために本研究を遂行し、以下の成果を得た。 多くの神経ペプチドは遊離脂肪酸をエネルギー源として体温調節に働くが、体内の貯蔵脂肪には限りがあるために長期間の体温維持は困難である。また、活動による運動エネルギーも体温維持に貢献することが判明した。行動量に影響を及ぼす栄養素は多く存在することも判明した。 ミトコンドリアの熱産生分子であるニワトリ脱共役タンパク質(avUCP)とミトコンドリア陰イオン交換体(MACP)の一つであるアデニンヌクレオチド輸送体(avANT)の発現は低温暴露しても変化せず、脂肪酸の代謝に関連する酵素の働きでエネルギー産生に傾くことが明らかとなった。 孵化後のエネルギー代謝に関わる残存卵黄の貢献を調べたところ、その除去により肝臓における脂肪酸分解と糖新生に関わる遺伝子の発現が高まった。残存卵黄は、脂肪酸供給ならびに糖新生に貢献することが判明した。
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