研究分担者 |
永田 治樹 筑波大学, 図書館情報メディア研究科, 教授 (40124200)
倉田 敬子 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50205184)
小田 光宏 青山学院大学, 文学部, 教授 (00185604)
岸田 和明 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90234210)
吉田 右子 筑波大学, 図書館情報メディア研究科, 教授 (30292569)
北 克一 大阪市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (00275231)
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配分額 *注記 |
15,020千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 1,620千円)
2007年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2006年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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研究概要 |
この研究の全体的な目標は,図書館情報学研究に焦点をあて,研究における「エビデンス」を明らかにすることにある。どのような研究もエビデンスに基づいて行われているとはいえ,エビデンスの解釈には大きな揺れがある。図書館情報学においては,他の分野と同じく,研究方法に関してエビデンスの問題が存在している。図書館情報学では,利用調査や書誌コントロール,情報検索において固有の方法論があるが,他の分野から様々な方法を導入してきた。現在では,どの分野でも関連領域から種々の方法を取り入れるのが通例となっているが,図書館情報学では,社会科学,人文科学諸分野から自然科学,工学までその範囲が多岐に及び,図書館情報学としてのエビデンスの提示という点において必ずしも共通理解が形成されていない。 そこで,図書館情報学における研究方法をエビデンスの観点から見直すために,1図書館情報学の文献の内容分析に基づいた,エビデンス・ベースト・ライブラリアンシップ概念の再検討,2図書館情報学で用いられている研究方法でどのようなエビデンスが得られるかを議論するワークショップの開催,3眼球運動装置を用いた目録探索活動の測定からのエビデンスの導出,4エビデンスをと研究方法を多角的な側面から取り上げたシンポジウムなどを行った。また,根拠に基づいた実務の基盤となる文献探索のための文献データベースの設計を行った。
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