研究分担者 |
小澤 治夫 東海大学, 体育学部, 教授 (60360963)
鈴木 和弘 国際武道大学, 体育学部, 教授 (20327183)
木村 みさか 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90150573)
平川 和文 神戸大学, 大学院・人間発達学研究科, 教授 (00093526)
海老根 直之 大分大学, 医学部, 助教 (30404370)
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配分額 *注記 |
14,240千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 1,440千円)
2007年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2006年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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研究概要 |
農漁村部居住の5年生児童30名(男子20名,女子10名)の二重標識水法による詳細な分析を行った。5年生児童のエネルギー消費量は平均で2009.8±272.6kcal/日であることが明らかとなった。また,身体活動によるエネルギー消費量(PAEE)は558.4±206.1kcal/日であり,身体活動レベル(PAL=総エネルギー消費量(TEE)/基礎代謝量(BMR))は1.61±0.18であった。同時に身体活動強度の測定をLifecorder PLUS(LC:スズケン社)により実施し,足立ら(2007)を参考にLC強度0.5を微小運動(不活動な時間),LC強度1-6を低強度から中等度強度,LC強度7-9を高強度の身体活動と分類した。その結果,不活動な時間(微小運動)が減少し,低強度〜中等度強度(LC1-6),高強度(LC7-9)の身体活動が増加するほどPALが高まることが示された。高強度の身体活動がPALに影響するのは成人と異なる知見であり,さらに検討する必要があろう。また,1日あたりの歩数とPALとの間に有意な関連が認められた(r=0.521)。得られた回帰式より,PAL1.5に相当する歩数は8179歩,PAL1.6に相当する歩数はおよそ10957歩であり,2778歩増加する毎にPALが0.1増加した。約30年前の我が国における児童の歩数はおよそ27000歩であったという調査報告(波多野,1979)があり,今回得られた回帰式によるとそのPAL2.2に相当する。本研究の結果は最近の子どもたちが,いかに動いていないかを明確に示したと言えるであろう。さらに体力テストとPAEEの関連を見たところ,柔軟性以外のすべての項目で有意な相関が認められた。また,今年度は,都市部に居住する25名の二重標識水法による身体活動量測定を実施した。
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