研究課題/領域番号 |
18300257
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
丸山 千寿子 日本女子大学, 家政学部, 教授 (30101570)
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研究分担者 |
荒木 理沙 日本女子大学, 助手 (40409264)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,340千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 1,440千円)
2007年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2006年度: 10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
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キーワード | 野菜 / 肥満 / 高脂質血症 / 体重減少 / 栄養教育 / 食後 / インスリン濃度 / 食後糖代謝 / 食後脂質代謝 / 動脈硬化 / 食事負荷試験 |
研究概要 |
研究1:成人ボランティアを対象に、空腹時採血ののち、食パン170g(B食)、食パン/バター(BB食)、食パン/バター/ほうれん草(BBS食)を摂取してもらい、摂取30、60、120、180、240分後に採血した。「結果」健常者群では、B食に比べBB食で食後の血糖値が低値傾向、TG濃度は食後各時で増加した。BBS食ではB食に比べ食後30分後の血糖値が低かった(p<0.05)。肥満・高TG群では、B食に比べてBB食ではTG濃度は食後各時で高値傾向だった。BBS食ではB食、BB食に比べ食後30分後の血糖値が低かった。健常者群では血漿ホモシステイン濃度は、BB食に比べてBBS食では低値であった。LPLは食事による変化が認められなかった。TNFα濃度はBB食では食後に減少傾向がみられたがBBS食では30分後に低下傾向でその後空腹時と同値になった。バター付加により食後高血糖は抑制される可能性があるが、脂質代謝異常を起こす危険性があることが確認された。健常者では、ほうれん草の同時摂取による食後糖代謝抑制の可能性が示唆された。 研究2:都内某商社社員でメタボリックシンドローム関連疾患で栄養教育が必要とされた者を対象に野菜摂取強化(Veg)群20名と通常指導(Cont)群20名に分け、1,3カ月後に採血を行った。[結果]3カ月後までデータが得られた者はVeg群16名、Cont群13名で、Veg群は体重減少量が3.6kgでCont群の1.1kgと比べて低下した(p<0.05)。野菜摂取量は3カ月後にVeg群で約50g増加,Cont群は約150g減少した。野菜摂取を強化する栄養教育は体重減少に有効であることが示唆された。
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