研究課題/領域番号 |
18300291
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 聖心女子大学 |
研究代表者 |
永野 和男 聖心女子大学, 文学部, 教授 (60107224)
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研究分担者 |
清水 康敬 独立行政法人メディア教育開発センター, 理事長・教授 (10016561)
山西 潤一 富山大学, 理事・副学長 (20158249)
堀田 龍也 独立行政法人メディア教育開発センター, 准教授 (50247508)
野中 陽一 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (10243362)
中山 実 東京工業大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (40221460)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,800千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 1,800千円)
2007年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2006年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
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キーワード | 教育工学 / 情報教育 / 学力向上 / ICT(情報通信技術) / 情報活用能力 / メディア活用 / 評価 / 教員研修 / ICT (情報通信技術) |
研究概要 |
本研究は、「学力向上にICTがどのような影響を与えるのか」を、教育現場の協力を得ながら、総合的・実証的に研究をすすめることを目的とする。多人数の分担者(総勢17名)が関連するテーマで小グループを形成して、これまでの成果に基づいて実践研究を発展させた。この2年間の成果は以下の通りである。 1.学習到達度と教師の指導状況に関する大規模な調査を実施し、さまざまな角度からの検討を行ない、学力とICT活用の関連に関する結果を報告した。 2.ICT未活用教師に道具としてICTを与え、教師のICTの活用法の変化とどのようなタイプの子どもに成果が現れてくるかを分析した。また、ICT利用・非利用の比較行いながら、生徒の学習成果物や教師へのインタビューを重ね、質的な分析を試みた。 3.教師がどのようにICTにアプローチするのか調査した。結果、日常的な場面で最も多いのは、プロジェクタと実物投影機を用いて教科書などを映すなど簡単な活用であることが明らかになった。また、教科の一斉指導では、知識理解の領域について、ICTを活用して指導した方が、高い得点の伸びが見られることを見出した。 4.ICT活用の評価方法に関して、ICTを活用する子どもの能力(新しいタイプの学力)をコンピュータの利用を前提とした学力評価システムの開発し、いくつかの学校で評価を試みた。 5.教師教育については、教師自身が主体的に研修に参加しながらICTの活用のノウハウを実践的に身につけていくワークショップ型の研修を数多く開発して利用できるようにした。 これらの成果については、報告書にまとめるとともに、学会におけるシンポジウムを開催してその要点を報告、成果について討論した。
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