研究課題/領域番号 |
18300311
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
高妻 洋成 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 保存修復科学研究室長 (80234699)
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研究分担者 |
肥塚 隆保 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, センター長 (10099955)
降幡 順子 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 主任研究員 (60372182)
脇谷 草一郎 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 企画調整部国際遺跡研究室, 特別研究員 (80416411)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
14,230千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 1,530千円)
2008年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2007年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2006年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | 打音試験法 / アコースティックエミッション / 石造文化財 / 劣化診断技術 / 保存 / 修復 / 非破壊計測 / モニタリング / モニタリンダ |
研究概要 |
石造文化財の劣化状態を非破壊的に診断したり、状態をモニタリングする技術を開発することを目的に、打音試験法とアコースティックエミッション法の応用開発をおこなった。打音試験法では、石造文化財用の打音試験装置を試作し、実用化を図った。この打音試験装置では、従来定性的におこなってきた石造文化財の打音試験を、強度に関するデータについて定量化できるようになった。また、アコースティックエミッション法では、石造文化財の移動・運搬などで破壊が進行していないかどうかのモニタリング、温度ムラによる微細な破壊などを効率よく検出できるようになった。本研究では、高松塚古墳石室解体にともなう石材の調査、同石室解体時および運搬時の微小破壊の監視、カンボジア・西トップ寺院遺跡(アンコール遺跡内)における石材調査、日田市ガランドヤ古墳石材の劣化調査など、実際のフィールドでの応用もおこない、有意義な成果を挙げることができた。
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