研究課題/領域番号 |
18310143
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子科学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
蓮見 惠司 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (20208474)
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研究分担者 |
矢ヶ崎 一三 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (20166474)
三森 国敏 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (10239296)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
17,460千円 (直接経費: 16,200千円、間接経費: 1,260千円)
2007年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2006年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
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キーワード | 生理活性物質 / 薬理活性 / プロテオリシス / 血管新生 / がん / プラスミノゲン / 慢性肝障害 |
研究概要 |
1.新規エキスパート分子の単離とin vitro活性評価:SMTPは、トリプレニルフェノール単位およびアミン側鎖部分の2つの部分から構成される。生産菌Stachyobotrys microsporaの培養に適切なアミンを添加することにより選択的に目的の化合物を生産できる。この方法により、34種の側鎖アミン化合物を導入した新規誘導体を単離した。In vitroプラスミノゲン活性化測定系および断片化測定系を用いてこれら誘導体を評価した。特徴的な活性を示す同属体6種について、in vitroでのプラスミノゲンのフィブリン結合および血栓溶解促進、in vitroでのプラスミン生成の促進活性について更に検討し、プロテオリシスの促進に特化した化合物、プラスミン断片生成に特化した化合物、両者を併せ持つ化合物をそれぞれ同定した。 2.SMTPの生理機能メカニズムの解析:SMTP-7(側鎖にオルニチンを導入した化合物;プラスミン産生促進活性とプラスミノゲンフラグメント生成を併せ持つ)の抗がん作用の詳細なメカニズムを明らかにした。すなわち、(1)SMTP-7の腹腔内投与の1時間後に血中薬剤濃度がピークとなり、それに伴いプラスミン生成の指標(プラスミン-α_2アンチプラスミン複合体)が増加、(2)薬剤投与の2時間後には、がん組織で血管新生阻害プラスミノゲン断片が増加、(3)薬剤の投与により、マウス背部皮下に移植したがんに誘導される血管新生が抑制され、(4)がんの増殖が抑えられる、という一連の機序を解明した。また、抗糸球体抗体によるラット腎炎の改善効果についても検討し、特に脂質レベルの改善効果を確認した。SMTP-7は、食餌誘導高脂血症モデルで脂質低下作用を示さないため、これは腎機能改善と関連していると判断できる。更に、慢性肝炎モデルでの改善効果には、肝実質細胞の再生が関わることも明らかとなった。
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