研究課題/領域番号 |
18310161
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
外川 昌彦 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (70325207)
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研究分担者 |
田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (00188335)
小牧 幸代 高崎経済大学, 地域政策学部, 講師 (20303901)
八木 祐子 宮城学院女子大学, 国際文化学部, 教授 (70212272)
マハラジャン ケシャブ・ラル (マハラジャン ケシャブラル / マハラジャン ケシャブル) 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (60229599)
吉田 修 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 教授 (60231693)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
17,060千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 2,760千円)
2008年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2007年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2006年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 宗教的マイノリティ / イスラーム / ヒンドゥー / 仏教 / インド / パキスタン / バングラデシュ / スリランカ |
研究概要 |
本年度は、研究の最終目度として、これまでの成果を踏まえた研究計画が実施された。特に、これまで積み重ねてきた研究員の問での議論を深めながら、共同研究者の共通の問題関心を確認し、さらに個別の課題を具体化する形での研究を実施した。具体的には、南アジア諸国の各地に見られる宗教的マイノリティ問題についての個別事例の報告、討議を行い、各研究分担者の調査実績を、全体的な研究計画としてとりまとめ、総括を行った。また、最終年度の報告書の作成に向けた資料分析の方向性を検討し、それにしたがった現地での調査を実施した。 具体的には、外川は、これまでの研究成果の総括として、アメリカ・マディソン大学で開催された南アジア学会年次大会やインド・ニューデリー市で開催された国際グローバル・セミナーでの研究報告を行った。田中は、1月に引き続きスリランカでの宗教的マイノリティの調査・資料収集に従事した。中谷は、インド・西ベンガル州の農村社会におけるバングラデシュからインドへのベンガル人移民コミュニティの調査を行った。マハラジャンは、ネパールでの宗教的マイノリティの実態調査を行い、その成果の一部は、ダージリンで開催された国際セミナーで報告された。吉田は、インド・ニューデリー市への調査を実施し、関連の社会団体での資料収集を行った。 以上の個別の分担研究とは別に、本年度は、8月にバングラデシュのダッカ市において、成果報告としての国際セミナーを実施した。これは、本研究会が中心となって企画し、去年度に開催されたインド・コルカタ市のセミナーを継承した、フォローアップ・セミナーとして実施されたものである。 特に、この分野に関心のある、インド、及びバングラデシュの研究者に参加を呼びかけ、学際的で地域横断的な、南アジア社会における宗教マイノリティ問題についての議論をおこなった。このセミナーでの報告書は、最終的に、専門書として出版物にまとめることが計画されている。
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