研究分担者 |
青木 茂男 青山学院大学, 会計プロフェッション研究科, 教授 (50129061)
高橋 邦丸 青山学院大学, 経営学部, 教授 (10276016)
亀坂 安紀子 (村瀬 安紀子) 青山学院大学, 経営学部, 教授 (70276666)
矢澤 憲一 青山学院大学, 経営学部, 講師 (70406817)
矢内 一利 青山学院大学, 経営学部, 講師 (10350414)
鹿島 浩之 青山学院大学, 経営学部, 准教授 (60406816)
竹田 賢 青山学院大学, 経営学部, 准教授 (20286230)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 1,800千円)
2007年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2006年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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研究概要 |
本研究は,企業価値を増大させるレバレッジとして,種々の代替的な経営戦略を捉え,経営戦略がどのように企業価値を創造するのか,経営戦略と企業価値の関係についてその理論構造を考察し,企業レベルあるいは産業レベルのデータに基づいて実証分析を行った。なお,経営戦略として,企業戦略,事業戦略を取り上げ,研究開発戦略投資,M&A戦略などの戦略のタイプに対応して,実証分析をおこなった。 経営戦略の策定に関わる産業構造・市場,あるいは内部経営資源については,産業組織論,ならびに戦略論,技術経営論,流通論の研究領域で,これまでに考察が加えられてきた。一方。企業価値評価モデルおよびリスクおよび資本コストについては,ファイナンスならびに経済学の領域においてこれまでに研究が進められ,経営戦略と企業価値とが別個に,断片的に論じられる傾向が強かった。本研究では,これら諸学問領域の知見と研究成果を統合化し,企業の経営者ならびに投資家に対して,経営戦略策定の評価と選択にかかる意思決定に有用な情報作成と提供という会計の機能の視点から,種々のタイプの経営戦略が企業価値のどのドライバーに作角することにより企業価値創出に繋がるのかを体系化することを試みている。この点に本研究の意義がある。経営者や投資家に対する意思決定機能に焦点をあてて,企業の経営戦略が企業価値に及ぼす影響について企業価値評価モデルの重要性の認識にもとついて,戦略策定と企業価値評価との関連についてのモデルの構築と検証を理論ならびに実証の面から考察を加え,分析した。
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