研究課題/領域番号 |
18330186
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
岡野 雅子 信州大学, 教育学部, 教授 (10185457)
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研究分担者 |
伊藤 葉子 千葉大学, 教育学部, 教授 (30282437)
倉持 清美 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30313282)
金田 利子 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (60086006)
長沼 豊 学習院大学, 文学部, 助教授 (10316929)
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連携研究者 |
金田 利子 同朋大学, 社会福祉学部, 特任教授 (60086006)
長沼 豊 学習院大学, 文学部, 教授 (10316929)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
17,800千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 3,300千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2008年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2007年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | ふれ合い体験学習 / 中学生・高校生 / 幼児 / 幼稚園・保育所 / 家庭科 / かかわり / 共感的応答性 / 発達に関する知識 / 職場体験学習 / 発達を学ぶ / ガイドブック / ボランティア活動 |
研究概要 |
「幼児とのふれ合い体験学習」について幼稚園・保育所側から見た意義として、保護者の不適切な子どもとのかかわりが増加していると実感して保育現場としては、近い将来に親になる世代である中・高生が幼児とふれ合う体験の場を提供することにより、幼児理解を促して「将来の親」に対する「子育て支援」となると捉えていることがうかがえた。親になるために必要な適性として「幼児の要求や感情の表出を理解し、応じようとすること(共感的応答性)」が重要であるとの認識のもとに、その発達と影響要因について探った結果、幼児の発達に関する知識を身に付けていることや親になることを肯定的に捉えていることが、共感的応答性を高めることが明らかとなった。さらに、家庭科の「幼児とのふれ合い体験学習」を含む保育学習の前後を比較した結果、共感的応答性は幼児への関心と幼児の発達に関する知識の両方が上昇した場合に大きく上昇することが明らかとなり、男子中学生の得点は低いが、学習後に幼児への関心および幼児の発達に関する知識が上昇したことから、すべての生徒が学習する家庭科の保育学習の有効性を示唆しているといえるだろう。
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