研究課題/領域番号 |
18340063
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東北大学 (2007-2008) 大阪大学 (2006) |
研究代表者 |
酒見 泰寛 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (90251602)
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研究分担者 |
畑中 吉次 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (50144530)
民井 淳 大阪大学, 核物理研究センター, 准教授 (20302804)
作田 誠 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (40178596)
若狭 智嗣 九州大学, 理学研究科, 准教授 (10311771)
岡村 弘之 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (10221144)
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連携研究者 |
畑中 吉治 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (50144530)
民井 淳 大阪大学, 核物理研究センター, 准教授 (20302804)
作田 誠 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (40178596)
若狭 智嗣 九州大学, 理学研究科, 准教授 (10311771)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
15,840千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 2,040千円)
2008年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2007年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2006年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | 核力 / コヒーレントπ中間子 / デルタ粒子間相互作用 / △粒子 / コヒーレントπ中間子生成 / ランダウ・ミグダルパラメータ / π中間子凝縮 / ガス電子増幅検出器 / Δ粒子 / コヒーレントパイ中間子生成 / ランダウミグダルパラメータ / パイ中間子凝縮 / GEM |
研究概要 |
超新星爆発後に形成される高密度核物質・中性子星の内部構造、特にπ中間子凝縮状態への相転移臨界密度に関して知見を得るために、中間エネルギー陽子ビームを用いたコヒーレントπ中間子生成(CPP)実験を行った。 終状態に生成されるπ中間子のエネルギーを高精度に測定するため、高位置分解能ガス電子増幅検出器(GEM)を新しく開発した。この新規開発したGEM検出器と大阪大学・核物理研究センターの高分解能中性子測定器(NPOL2)と組み合わせて、^(12)Cターゲットからの生成π中間子と荷電移行反応中性子を同時計測し、残留原子核である^(12)Cの励起状態を~7MeV程度の高エネルギー分解能で測定する技術を確立した。 平成19年に行った本実験から、終状態の^(12)Cが基底状態にとどまる「コヒーレント」過程(コヒーレントπ中間子生成)を識別し、その反応断面積から原子核媒質中におけるΔ粒子間相互作用の短距離成分強度を実験的に抽出することに成功した。その結果、Δ粒子間相互作用の短距離成分が斥力に働く傾向を見出した。実験的に抽出したΔ粒子間相互作用強度から、CPP実験の統計精度による不確定要素が大きいものの、理論研究の進展とともにπ中間子凝縮状態の臨界密度に関する情報を得つつある。
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