研究課題/領域番号 |
18340132
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
藤井 直之 静岡大学, 理学部, 教授 (60011631)
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研究分担者 |
渡辺 俊樹 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (50210935)
笠原 順三 静岡大学, 理学部, 教授 (70012953)
里村 幹夫 静岡大学, 理学部, 教授 (50126778)
國友 孝洋 静岡大学, 理学部, 准教授 (40234463)
佐柳 敬造 東海大学, 理学部, 准教授 (40332308)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,010千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 1,110千円)
2007年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2006年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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キーワード | 電磁アクロス / 地震アクロス / アレイ観測 / 電流ダイポール / アクロス信号のアレイ観測 |
研究概要 |
H16〜H17年度に実施した地震アクロスの予備観測で確認した、S/N比のよい鳳来観測点およびその周辺に小さな地震計アレイを再展開し、土岐送信点からのACROSS信号のデータを蓄積し、予備的な解析を行った.また,森町送信点からの信号を既存の高感度微小地震観測網(Hinet)のデータから効率よく抽出するための予備的解析法の改良や気象研と共同で静岡空港に小規模な地震計アレイ観測を行った。土岐送信点と森町送信点からの信号を同時に受信し,解析することによって,後続波の性質をより特定しやすくする手法開発を目指して気象研と協力して静岡空港に小規模な地震駅アレイを設置し予備的な観測を行った。深部微動との関連をさらに明確にするためには、微動発生源と伝搬経路との影響を分離する必要がある。一方,電磁アクロスに関しては,連続観測点を徐々に増加させて電磁気構造をより詳細に求めることとともに,電磁波の伝搬に時間変動が捉えられるかどうかを高精度で推定することを目標とした。静岡大学構内の約600m長の電流ダイポールアンテナによって、10日間スタッキングで18km離れた磁気観測点で解析可能なS/N比が得られるようになった。送信点から5km以内にある有度丘陵の北縁に位置する草薙断層にそって、臨時観測点を設けて磁場観測を行った。各観測点での観測時間は最長で20時間である。数Hzの周波数帯の信号に対しては、この予備観測の時間程度でS/Nのよいデータが得られた。新幹線や東名高速道路が密集した住宅地の近傍で、解析可能な程度の結果が得られたことは、電磁アクロスの手法の特徴が十分発揮されたことの証である。この観測結果と水平成層構造で予想される電磁波応答を比べ、両者が近い結果が得られた。これは今回の観測範囲内では、水平方向の不均質が少ないことを意味する。ただし、スタッキング後のスペクトルから判断すると、地球磁場誘導成分のため低周波数のノイズレベルは上昇し、また高周波数成分は伝播途中の減衰のため信号レベルが下がっている。伝播の特徴を表す伝達関数はできるだけ等S/Nで取得するのが好ましいので、今後の観測では、送信信号の設計およびノイズの処理方法をさらに工夫する必要がある。
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