研究課題/領域番号 |
18340139
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
淡路 敏之 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40159512)
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研究分担者 |
石川 洋一 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (70335298)
根田 昌典 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教 (10273434)
秋友 和典 京都大学, 理学研究科, 准教授 (10222530)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
16,360千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 2,460千円)
2008年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2007年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2006年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | データ同化 / エルニーニョ / 予測 / 大気海洋フィードバック |
研究概要 |
四次元変分法大気海洋結合データ同化の利点を最大限に活かした1990年代の再解析プロダクトならびに変動の要因を特定する上に有益な顕著現象の逆解析データを作成・併用して、太平洋熱帯域を対象に詳細解析を行った結果、再解析データの精度は通常のシミュレーション結果と比べ海面水温にして約2倍程度向上し、熱輸送量はENSO 現象に規定され顕著な経年変動を示すとともに、その変動はrecharge-discharge 理論に西風バースト効果を組み入れることにより、これまで未解明であった90 年代におけるエルニーニョ発生の多様性の一側面を説明できるという新知見を得た.具体的には、従来の理論では欠けていたoff-equator での赤道ロスビー波の西方伝播に伴う南北熱・水輸送の時間変動過程と西岸からの赤道ケルビン波の伝播による東向き熱・水輸送のinterplay を従前のリチャージ理論に組み入れれば、エルニーニョの振幅と周期が不規則になることを明らかにすることに成功し、関連論文は米国地球物理学連合のJ. Geophys. Res.から刊行されるやいなや、その週刊ダウンロード数は世界第4位であった.
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