研究課題/領域番号 |
18340174
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
根建 心具 鹿児島大学, 大学院・理工学研究科(理学系), 教授 (10107849)
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研究分担者 |
根建 洋子 鹿児島純心女子大学, 看護栄養学部, 教授 (80290659)
尾上 哲治 鹿児島大学, 大学院・理工学研究科(理学系), 助教 (60404472)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
16,830千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 1,830千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2007年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2006年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
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キーワード | ストロマトライト / 炭素同位体比 / バイオマーカー / 古地磁気 / 古環境 / 有機炭素の炭素同位体比 |
研究概要 |
本研究では、研究代表者が中心となって推進してきた太古代生物圏掘削計画(ABDP)」で掘削したオーストラリア、ピルバラ地域の太古代の試料を使って、微化石の時空分布を調べ、生物を誕生させた地磁気を含む地球環境を調べることを目的にした。 実験の結果、35億年前にダイナモ機能が始まり、地球磁場はつよくなった可能性を指摘できた。その後28億年前地球磁場の強い時期に微生物の多様化が進んだ可能性がある。当時の、遊離酸素量は極めて少なかったが、鉄の沈殿、Fe^<2+>からFe^<3+>への酸化は水素イオンを使った鉄バクテリアによってなされた可能性が高い。有機炭素量が少ない理由は続成作用の過程で、赤鉄鉱と有機物が反応して、磁鉄鉱と炭酸ガスに変化した可能性が高い。 一方、27.7億年前にはシアノバクテリアや硫酸還元バクテリアなどの活動から、このころ遊離酸素含有量は上昇したが、磁鉄鉱を酸化するまでには上昇していなかった。 今後の課題としては、続成作用による有機炭素の挙動に関する室内実験を、さらに低温で続ける必要がある。
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