研究課題/領域番号 |
18350031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
北川 宏 九州大学, 理学研究院, 教授 (90234244)
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研究分担者 |
山内 美穂 九州大学, 理学研究院, 助教 (10372749)
山田 鉄兵 九州大学, 理学研究院, 助教 (10404071)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 1,710千円)
2007年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2006年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
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キーワード | 環境材料 / 構造・機能材料 / ナノ材料 / 燃料材料 / 複合材料・物性 / 燃料電池 / 固体イオニクス / プロトン伝導 / 配位高分子 / 金属錯体 / 固体電解質 / プロトン共役レドックス / プロトニクス / 配位空間 |
研究概要 |
水素プロセス機能の解明:各種ルベアン酸銅誘導体におけるプロトン共役酸化還元特性の有無について調べるために、R2dtoaCuのアクアゾルに高活性な発生期水素を吸収させ、反応時間に応じた分子構造の変化を、赤外吸収、EXAFS、X線光電子分光(XPS)等により、詳細に検討した。 混合伝導体の創出:合成した各種の配位高分子のプロトン伝導性を調べるために、研究室所有のガス圧・温度可変クライオスタット及びインピーダンス測定装置を用いた。プロトン伝導率は、複素平面インピーダンス法(加圧成型ペレット、擬似四端子法、20Hz-4MHz、金ペースト、金線)により測定した。そして、プロトン伝導性の相対湿度と水素圧依存性を調べた。これにより、伝導機構がグロータス・メカニズムであることを明らかにした。また、温度依存性の測定から、プロトン伝導度の活性化エネルギーを求めた。これも伝導機構の解明の手掛かりの1つとなった。さらに、固体NMR法により、水クラスターの分子運動(自由度)の凍結の有無を調べた。その結果、150Kまで運動が凍結しないことがわかった。 配位高分子空間を利用したエネルギーデバイスの作製:エネルギー操作の効率を最適化した多孔性配位高分子の空間場を精密に設計・構築し、新しい型の燃料電池やイオン(プロトン)電池デバイスの試作を行った。
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