配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 1,950千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2007年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2006年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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研究概要 |
エレクトロニクス応用が行われている有機半導体材料の中には, 永久双極子を有する分子が少なくない. 本研究では, それらの分子が強誘電的な性質を示すかどうかを探索した. 有機EL材料を中心に探索したところ, 分極反転を生じるいわゆる強誘電性を示すものは見つからなかったが, Alq_3 やTPBi などの有機EL 材料群において, 分子の永久双極子が配向することにより焦電体的な性質が現れることを見いだした. さらに, 配向分極により界面に固定電荷が生じていること, および, それらの界面電荷はキャリアをブロックし, 有機EL 素子の特性を左右していることを見いだした. また, 併せて有機デバイスの電子構造を評価するため, " 絶縁体に対応できる"光電子収量分光測定法を開発した.
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