配分額 *注記 |
13,210千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 1,710千円)
2007年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2006年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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研究概要 |
我々が提唱する光線再生法は,点物体からの光線を簡単な装置を用いて再生することで,点像を構成し,その点像の集合体で3次元物体を表現するものである.非常に理にかなった光線再生法であるが,実際にこれを高精細画像を見慣れた現代人が満足できるレベルで実現することは,その情報量の多さから技術的に困難で,多くの課題を持っている. 本研究はそれらの解決を学術的な面から目指したもので,以下の成果を得た. (1)2次元画像を3次元空間上に階層表示するディスプレイを開発した.(新たな応用の創出) (2)よりリアルな3次元画像再生のために,市販のモデリングソフトを活用した光線再生法用の3次元画像モデリングアプリケーションを開発した.また,大きなポリゴン数に対応するために,計算プログラムの最適化を行い,実用の時間内でA3サイズのディスプレイに10万ポリゴンからなる3次元画像の表示に成功した. (3)360°円周方向から観察可能な円筒型3次元画像ディスプレイについて,の設計指針を理論的に導いた.導いた設計指針に基づきディスプレイを設計制作し,所期の動作を確かめることができた. (4)(3)の結果をうけ球状ディスプレイ開発の前段階として円錐型ディスプレイを提案し,その構築を行った. (5)パネル連結型の超大型ディスプレイ開発の基礎研究を行い,最適設計の指針を明らかにした.
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