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複素生産空間:ものづくりの場の実-仮想双対化と知識・技能情報の空間実装の実現

研究課題

研究課題/領域番号 18360063
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生産工学・加工学
研究機関北海道大学

研究代表者

小野里 雅彦  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80177279)

研究分担者 田中 文基  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (30207138)
伊達 宏昭  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (20374605)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
16,670千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 1,470千円)
2007年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2006年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
キーワード生産システム / 仮想生産 / モデリング / サイバーフィールド / 4次元形状 / 知識 / 技能 / 複素生産空間 / 生産知識 / 空間知能化
研究概要

実世界の存在物と仮想世界の存在物とが相互に連関し,ある種の双対性を実現した複素生産空間の概念の定式化と,それに基づくシステム開発を実施した.複素生産空間の概念的な図式として,実世界面と仮想世界基準面からなる抽象的な空間を考え,世界に対する記述が時間の進行とともに意味が推移していくことを示した.
システムの開発に関しては,実-仮想の表現実体が混在する作業環境において,それらを同一の指示デバイスを用いて指示することができるユニバーサルポインティングシステムの開発を行った.また,発話による直示表現による作業環境中の対象物指示と音声認識とテキスト処理を用いた発話記録システムを開発することで,作業環境において,指示対象と発話内容を連携させた形での技術情報の蓄積および取り出し可能とした.また,3次元の対象物に対する情報の付与と参照を直感的に行うためのデバイスとして拡張現実感を使用した3次元ユーザインタフェースを開発し,サイバーアノテーション環境の構築とその有効性を検証した.
また,サイバーフィールドのモデリングに関しては仮想環境中で生産の業務を行う仮想作業者の開発,実環境に対する3次元計測データからCAD等で形状定義された対象物を認識する手法の開発,時間変化をする3次元世界を4次元の形状としてモデリングする4次元メッシュモデリングシステムなどを開発し,複素生産空間を実現するための基盤を整備した.
以上の研究成果により,複素生産空間の概念提示からそれを実現する際に必要となる主要な技術の開発を行うことができた.今後は実生産の支援を行うための手法とシステムの拡張整備が課題となる.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2008 2007 2006 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] Triangular Mesh Deformation based on Dimensions2008

    • 著者名/発表者名
      Hiroaki Date, Masahiko Onosato
    • 雑誌名

      Computer-Aided Design and Applications 5

      ページ: 287-295

    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 仮想生産システムを用いた生産知識の動態保存2006

    • 著者名/発表者名
      小野里 雅彦
    • 雑誌名

      シミュレーション 25・2

      ページ: 89-95

    • NAID

      110004740347

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [学会発表] 複素生産空間によるモデル記述の実-仮想双対性に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      小野里雅彦
    • 学会等名
      (社)日本機械学会生産システム部門講演会2008
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-07-04
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] Complex Manufacturing Space2008

    • 著者名/発表者名
      Masahiko Onosato
    • 学会等名
      The 41^<st> CIRP CMS 2008
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2008-05-26
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] サイバーフィールド構築のための形状モデリング手法に関する検討2007

    • 著者名/発表者名
      小野里雅彦
    • 学会等名
      2007年度精密工学会秋季大会学術講演会
    • 発表場所
      ときわ市民ホール(旭川市)
    • 年月日
      2007-09-12
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 複素生産空間のためのユニバーサル・ポインティングとサイバー・アノテーション2007

    • 著者名/発表者名
      小野里雅彦
    • 学会等名
      (社)日本機械学会生産システム部門講演会2007
    • 発表場所
      名古屋工業大学(名古屋市)
    • 年月日
      2007-07-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 5軸制御加工のためのデジタルセマンティック加工モデリングとその実装2007

    • 著者名/発表者名
      田中文基
    • 学会等名
      (社)日本機械学会生産システム部門講演会2007
    • 発表場所
      名古屋工業大学(名古屋市)
    • 年月日
      2007-07-13
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] スキルの科学(高等研報告書0703)2007

    • 著者名/発表者名
      岩田一明, 他10名
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      (特)コピーマート研究所
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [備考]

    • URL

      http://dse.ssi.ist.hokudai.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [備考]

    • URL

      http://dse.ssi.ist.hokudai.ac.jp/RESEARCH/Research.html

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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