研究課題/領域番号 |
18360167
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
青木 徹 静岡大学, 電子工学研究所, 准教授 (10283350)
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研究分担者 |
根尾 陽一郎 静岡大学, 電子工学研究所, 助教 (50312674)
三村 秀典 静岡大学, 電子工学研究所, 教授 (90144055)
大橋 剛介 静岡大学, 工学部, 准教授 (80293603)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,930千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 930千円)
2007年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2006年度: 11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
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キーワード | X線CT / 材質識別 / 連続動作 / エネルギー弁別 / セキュリティー検査 / X線 / CT / 材料識別 / フォトンカウンティング / 連続処理 / アルゴリズム / 画像再構成 |
研究概要 |
エネルギー弁別をすることができ、かつ通常のX線管線源を用いることのできる、フォトンカウンティング型X線イメージングデバイス(本研究グループで以前に開発したデバイス)を用いて、1.材料識別、すなわち原子番号の分離をすることができ、2.バッチ処理でない連続処理型のX線CTを目指して研究を行った。 本研究では、既開発のイメージングデバイスを使用してX線CTシステム光学系を構築した。市販のマイクロフォーカスX線源を白色X線源として、イメージングデバイスは前述の既開発品を利用、XYZθ自動ステージとともに鉛製の大型放射線防御箱内に設置、導入したコンピュータと接続し測定系を構築した。この際、将来的な連続処理を目指し、導入したラインセンサーおよび画像検出器も同時に設置した。大まかには次の要素の研究を行った。 ・エネルギー弁別型放射線イメージングデバイス ・X線CT光学系・システム ・測定計測制御 ・信号処理・画像処理 それぞれの要素のブラッシュアップを図った。まず、シミュレーションにより原理的に材質識別が可能であることを実証し、できるだけ物理に忠実な測定のために散乱線除去のためのコリメーションを設け、測定条件の最適化を図った。 その結果、原子番号22までの範囲で、測定時間は掛かるモノの十分な精度を確保することが可能となった。 一方の、連続処理のために低ステップ測定による精度の向上を図った。今年度はセキュリティー検査目的に特化した形でステップ数減少に伴う画質劣化を補完により補うことで原理的確認を行った。
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