研究課題/領域番号 |
18360200
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
末廣 純也 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (70206382)
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研究分担者 |
岡田 龍雄 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (90127994)
今坂 公宣 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教 (40264072)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,180千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 1,680千円)
2007年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2006年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
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キーワード | 誘電泳動 / カーボンナノチューブ / マイクロプラズマ / パラジウムナノ粒子 / 水素センサ / マイクロヒーター / 細菌検出 / 液相酸化還元反応 / ZnOナノロッド / 紫外光センサ / レーザーアブレーション |
研究概要 |
【1】誘電泳動集積したカーボンナノチューブの液相反応によるパラジウム修飾と水素ガスセンサへの応用 (1)誘電泳動によってマイクロ電極に集積したカーボンナノチューブをバラジウム塩溶液中に浸漬した後に電気めっき法などの酸化還元反応によってカーボンナノチューブ上にパラジウムナノ粒子を析出させる手法を開発した。 (2)同手法でパラジウム修飾したカーボンナノチューブガスセンサを用いて最低で濃度0.01%の水素(空気希釈)を常温で検出することに成功した。 【2】水中マイクロプラズマを用いたカーボンナノチューブのパラジウム修飾と水素ガスセンサへの応用 (1)カーボンナノチューブを懸濁したパラジウム塩溶液中でパルスパワーによって発生させたマイクロプラズマを用いて、カーボンナノチューブ表面にパラジウムナノ粒子を析出させることに成功した。 (2)同手法でパラジウム修飾したカーボンナノチューブをマイクロ電極上に誘電泳動集積し水素ガスへの応答を調べた結果、最低で濃度0.01%の水素(空気希釈)を常温で検出可能であることがわかった。 【3】マイクロヒータによる細菌ガス化とカーボンナノチューブガスセンサを用いた細菌検出法の開発 (1)マイクロ電極上に細菌を誘電泳動集積した後に、マイクロ電極をヒーターとして動作させることで細菌を加熱・ガス化させる手法を開発した。 (2)同手法によって発生するアンモニアガスをカーボンナノチューブガスセンサで検出することで、定量的な細菌検出が可能であることを示した。
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