配分額 *注記 |
15,520千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 1,320千円)
2007年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2006年度: 9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
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研究概要 |
1.ブロードバンド光ファイバセンサの開発 FBG光ファイバセンサをロングゲージ化した分布センシング手法を提案し,このセンサによってRC梁の微小ひずみ,初期ひび割れ等を計測できることを実験的に確認した.また,動的な応答を測定するためのFBG分布型ロングゲージセンサの高感度化を実現するとともに,センサの温度補償および耐久性の向上も実現させた、さらに,長期モニタリングでは温度環境変化の影響が避けられないため,計測されたひずみの温度影響成分を把握するためのひずみの補正方法として、重回帰分析またはニューラルネットワークを用いた補正方法を提案し,温度によるひずみ変化の影響を補正することの可能性を見いだした. 2.ブロードバンド圧電型センサの開発 PVDFフィルムを用いたクラック計測法に関する実験的検討を実施し,アルミニウムにおける亀裂進展やRC梁におけるひび割れ発生を計測することに成功した.また,PVDFフィルムセンサのひずみ分布とフィルムの表面電位の関係を把握することによって,コンクリート構造物の初期ひび割れ発生や進展挙動を把握することができ,PVDFフィルムセンサによるクラック計測方法を確立できた、また,データ収集のワイヤレス化を目指して,実用的な加速度センサユニットを試作できた. 3.被災健全度診断判定システムの開発 常時の健全性を実時間的に監視するために、モーダルマクロひずみベクトルによるnon-baseline型構造損傷同定手法を提案するとともに,損傷箇所および程度の2段階同定アルゴリズムを構築し,実験および数値解析に.よって提案手法の妥当性と有効性を確認した.また、長大斜長橋の損傷検知手法として,多点の応答観測情報を多入カー多出力のニューラルネットワークシステムにおいて学習することで,損傷発生の有無と損傷箇所,相対的な損傷程度を評価するシステムを構築できた.
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