研究課題/領域番号 |
18360431
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
菅原 勝彦 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (60109668)
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研究分担者 |
尾原 祐三 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (50135315)
大谷 順 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (30203821)
小池 克明 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80205294)
椋木 俊文 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (30423651)
佐藤 晃 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (40305008)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,440千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 2,040千円)
2007年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2006年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | X線CT / 力学試験法 / 人工マーカー法 / 造影亀裂投影法 / 破壊靱性 |
研究概要 |
X線CTによる岩質材料力学試験法の高機能化に向けて分担を設けて下記の7つの研究を推進した。研究1「岩石空隙内固液2層流の可視化と定量法の開発」(担当:菅原勝彦)では、ポーラスストーンへのタンカル超高濃度溶液の透過試験を繰り返して、固液2層流が問題となる広範な技術的課題の解決を計った。研究2「剪断破壊面の可視化と変位場評価法の高度化」(担当:尾原祐三)では、大きな粒子からなる緻密砂岩を選定し、その空間分布特性の変化から勇断面の位置を特定し、勇断変形とダイレイタンシーとの定量的関係を明らかにした。研究3「造影亀裂投影法の高度化と亀裂形状の精密測定」(担当:尾原祐三)では、造影亀裂投影法を適用し、試験片の内側に発達する開口亀裂の先端形状の測定を系統的に行い、その破壊力学的分析を実施した。研究4「トレーサーを用いる流速測定透水試験法の精密化」(担当:小池克明,佐藤晃)では、X線CT流速測定透水試験法を多孔質の来待砂岩に適用し、実験の再現性と安定性を明らかにした。研究5「CT値の分散特性による粒子構造分析法の高度化」(担当:大谷順,椋木俊文)では、初年度の理論的研究の成果を検証するために、球形のフライアッシュを試料とし、CT値の分散特性を利用する粒子構造分析法を適用し、分析法の実用性を明らかにした。研究6「亀裂進展の鮮明可視化による破壊靱性試験の高機能化」(担当:尾原祐三)では、従来の破壊靱性試験結果に基づき、異方性が著しい結晶質大理石について、X線透過型破壊靱性試験を実施し、これによりモードIの亀裂の閉口と再開口の定式化を行った。研究7「X線CTを用いる岩質材料力学試験法に関する海外調査」の計画・方法(担当:全研究分担者)では、すでに構築した世界的研究者ネットワークを活用し、地盤材料力学試験法に関する海外調査を継続して実施し、幅広く成果発表を行った。
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