研究課題/領域番号 |
18370081
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
多賀谷 光男 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (30179569)
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研究分担者 |
後藤 徹哉 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (50408689)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 2,130千円)
2007年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2006年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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キーワード | Syntaxin 18 / ZW10 / RINT-1 / ダイニン / ダイナクチン / 小胞体 / 微小管 / 小胞輸送 / Sintaxin18 / Syntaxin18 |
研究概要 |
SNAREは小胞輸送の膜融合に関与するタンパク質である。我々は、動物細胞の小胞体に存在するSNAREであるsyntaxin18が、他のSNARE(BNIP1、p31、Sec22b)および膜表在性タンパク質(Slylp、ZW10、RINT-1)と結合していることを見いだした。本研究では、ZW10/RINT-1の小胞体-ゴルジ体間の小胞輸送における機能の解析を行った。 1)ZW10とダイナマイチンの相互作用 小胞体からゴルジ体への輸送は、微小管モーターであるダイニン-ダイナクチン複合体(Dyn-Dctn)によって媒介されている。RINT-1の結合するZW10のN末端領域にDctnサブユニットの一つであるダイナマイチンが競合的に結合することを明らかにした。ZW10のN末端領域が細胞内でDyr-Dctnと相互作用していることは、ノルジヒドログアイアレチン酸(Dyn-Dctnによる輸送を促進する薬剤)を用いた実験から証明された。これらの結果から、小胞体膜上でRINT-1と結合していたZW10はダイナマイチンとの相互作用によって輸送小胞へと乗り換える可能性が考えられた。 2)ZW10とコートマーの結合 動物細胞においてゴルジ体への輸送を媒介するCOPI小胞のコートタンパク質であるβ、γ、δ-COPとZW10が相互作用することを明らかにした。 3)NAG(Neuroblastoma amplified gene)タンパク質とZW10/RINT-1の相互作用 Syntaxin18複合体の新たなサブニットとしてNAG(2371アミノ酸)を同定した。NAGはそのN末端領域でp31のN末端領域と結合し、C末端領域でZW10/RINT-1と結合する。
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