菌根菌と植物との共生相互作用における化学的制御機構の解明

• 研究課題/領域番号: 18380074
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生物生産化学・生物有機化学
• 研究機関: 大阪府立大学
• 研究代表者: 秋山 康紀 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (20285307)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 15,020千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 2,220千円); 2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2008年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2007年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2006年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
• キーワード: 菌根菌 / 共生 / 菌類 / 植物 / シグナル物質

研究概要

本研究では、外生菌根菌-木本植物共生相互作用において植物の根から発せられる共生シグナル物質を同定することを目的とした。アーバスキュラー菌根菌に対する植物シグナルであるストリゴラクトンはコツブタケやマツタケの共生応答である菌糸分岐を誘導しなかった。ユーカリの根の分泌物及び抽出物にはコツブタケの菌糸分岐を顕著に誘導する物質が存在することが明らかになった。それら誘導物質の生産はユーカリの栄養条件により大きく影響されることが分かった。

研究成果

• [雑誌論文] Chemical Identification and Functional Analysis of Apocarotenoids Involved in the Development of Arbuscular Mycorrhizal Symbiosis (2007)
  • 著者名/発表者名: Akiyama, K
  • 雑誌名: Biosci. Biotech. Biochem 71 ページ: 1405-1414
  • 査読あり
• [雑誌論文] hemical Identification and Functional Analysis of Apocarotenoids Involved in the Development of Arbuscular Mycorrhizal Symbiosis (2007)
  • 著者名/発表者名: Akiyama, K
  • 雑誌名: Biosci. Biotech. Biochem. 71 ページ: 1405-1414
  • 査読あり
• [雑誌論文] Chemical Identification and Functional Analysis of Apocarotenoids Involved in the Development of Arbuscular Mycorrhizal Symbiosis
  • 著者名/発表者名: Akiyama, K.
  • 雑誌名: Biosci. Biotech. Biochem. (in press)
• [学会発表] ユーカリの根が分泌する外生菌根菌に対する菌糸分岐誘導物質の精製 (2008)
  • 著者名/発表者名: 秋山康紀, 上田沙悠里, 林英雄
  • 学会等名: 2008年度日本農芸化学会大会
  • 発表場所: 名城大・名古屋
  • 年月日: 2008-03-28
• [学会発表] ユーカリの根が分泌する外生菌根菌とAM菌に対するブランチングファクター (2007)
  • 著者名/発表者名: 秋山康紀、上田沙悠里、林英雄
  • 学会等名: 第17回植物微生物研究会研究交流会
  • 発表場所: 鹿児島大・鹿児島
  • 年月日: 2007-09-20
• [学会発表] ユーカリの根が分泌する外生菌根菌とAM菌に対するブランチングファクター (2007)
  • 著者名/発表者名: 秋山 康紀, 上田 沙悠里, 林 英雄
  • 学会等名: 第17回 植物微生物研究会研究交流会
  • 発表場所: 鹿児島大・鹿児島
  • 年月日: 2007-09-20
• [備考]
  • URL: http://www.biochem.osakafu-u.ac.jp/NPC/MAIN-J.html