小胞体タンパク質フォールディング酵素ER-60のジーンターゲッティング解析

• 研究課題/領域番号: 18380079
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 食品科学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 裏出 令子 京都大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (90167289)
• 研究分担者: 裏出 良博 大阪バイオサイエンス研究所, 分子行動生物学部門, 部長 (10201360)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 17,380千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 2,580千円); 2008年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2007年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2006年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
• キーワード: 小胞体 / ER-60 / フォールディング / 分子シャペロン / ノックアウトマウス / ジスルフィド結合 / プロテインジスルフィドイソメラーゼ / ジーンターゲッティング / 品質管理 / 品質管理機構 / プロテインジスルフィド

研究概要

ER-60の各臓器での生理的役割を明らかにするために、標的臓器特異的にER-60を欠損するノックアウトマウス作製用のloxPターゲティングマウスを作製した。このマウスを用いて肝臓特異的にER-60を欠損したマウスの作出に成功し、肝臓のみでのノックダウンではマウスの発生・成長・体重・運動能力に影響はないことを明らかにした。また、ER-60にはアルツハイマー病の原因の一つとされるアミロイドβペプチドの害作用を抑制する効果があることを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Changes in lipid metabolism by soy beta-conglycinin-derived peptides in HepG2 cells. J (2009)
  • 著者名/発表者名: Mochizuki, Y., Maebuchi, M., Khono, M., Hirotsuka, M., Wadahana, H., Kawada, T. & Urade, R.
  • 雑誌名: Agric. Food Chem 57 ページ: 1473-1480
  • 査読あり
• [雑誌論文] Changes in lipid metabolism by soy beta-conglycinin-derived peptides in HepG2 cells. (2009)
  • 著者名/発表者名: Mochizuki Y, Maebuchi M, Kohno M, Wadahama H, Moriyama T, Kawada T, Urade R
  • 雑誌名: J Agric Food Chem 57 ページ: 1473-1480
  • 査読あり
• [雑誌論文] Lipocalin-type prostaglandin D synthase/beta-trace is a major amyloid beta-chaperone in human cerebrospinal fluid. (2008)
  • 著者名/発表者名: Kanekiyo T, Ban T, Aritake K, Huang ZL, Qu WM, Okazaki I, Mohri I, Murayama S, Ozono K, Taniike M, Goto Y, Urade Y
  • 雑誌名: Proc Natl Acad Sci USA 104 ページ: 6412-6417
  • 査読あり
• [雑誌論文] Lipocalin-type prostaglandin D synthase/beta-trace is a major amyloid beta-chaperone in human cerebrospinal fluid (2007)
  • 著者名/発表者名: Kanekiyo, T., Ban, T., Aritake, K., Huang, Z.L., Qu, W.M., Okazaki, I., Mohri, I., Murayama, S., Ozono, K., Taniike, M., Goto, Y.& Urade, Y
  • 雑誌名: fluid. Proc. Natl. Acad. Sci. U S A 104 ページ: 6412-6417
  • 査読あり
• [雑誌論文] Activation of caspase 3 in HepG2 cells by elaidic acid (2007)
  • 著者名/発表者名: Kondoh. Y., Kawada, T. & Urade, R
  • 雑誌名: Biochim. Biophys. Acta(t-18 : 1) 1771 ページ: 500-505
  • 査読あり
• [雑誌論文] Activation of caspase 3 in HepG2 cells by elaidic acid (t18 : 1) (2007)
  • 著者名/発表者名: Kondo, Y., Kawada, T., Urade, R.
  • 雑誌名: Biochim. Biophys. Acta (in press)
• [学会発表] アミロイドβの細胞毒性に対する小胞体ER-60の抑制作用 (2009)
  • 著者名/発表者名: 裏出令子、柏木香保里、三田村エリザベス、兼清貴久、裏出良博
  • 学会等名: 日本農芸化学会2009年度大会
  • 発表場所: 福岡市・福岡国際会議場
  • 年月日: 2009-03-28
• [学会発表] レプチンによる肝臓小胞体分子シャペロンの発現調節 (2009)
  • 著者名/発表者名: 和田濱裕之、有竹浩介、永田奈々恵、裏出良博、河田照雄、裏出令子
  • 学会等名: 日本農芸化学会2009年度大会
  • 発表場所: 福岡市・福岡国際会議場
  • 年月日: 2009-03-28
• [学会発表] レプチン欠損マウスの肝臓及び脳における小胞体分子シャペロンの発現 (2008)
  • 著者名/発表者名: 和田濱裕之、有竹浩介、永田奈々恵、裏出良博、河田照雄、裏出令子
  • 学会等名: 第81回日本生化学会大会・第31回日本分子生物学会年会合同大会
  • 発表場所: 神戸市・神戸国際展示場
  • 年月日: 2008-12-10
• [学会発表] 小胞体分子シャペロンER-60によるアミロイドβの細胞毒性の抑制 (2008)
  • 著者名/発表者名: 裏出令子、三田村エリザベス、柏木香保里、兼清貴久、裏出良博
  • 学会等名: 第81回日本生化学会大会・第31回日本分子生物学会年会合同大会
  • 発表場所: 神戸市・神戸国際展示場
  • 年月日: 2008-12-10
• [学会発表] 小胞体分子ャヤペロンER-60によるアミロイドβの細胞毒性の抑制 (2008)
  • 著者名/発表者名: 裏出令子, 三田村エリザベ, 柏木香保, 兼清貴, 裏出良博
  • 学会等名: 第81回日本生化学会大会・第31回日本分子生物学会年会合同大会
  • 発表場所: 神戸市・神戸国際展示場
  • 年月日: 2008-12-10
• [学会発表] レプチン欠損マウスの肝臓及び脳における小胞体分子シャペロン発現 (2008)
  • 著者名/発表者名: 和田濱裕之, 有竹浩介, 永田奈々恵, 裏出良博, 河田照雄, 裏出令子
  • 学会等名: 第81回日本生化学会大会・第31回日本分子生物学会年会合同大会
  • 発表場所: 神戸市・神戸国際展示場
  • 年月日: 2008-12-10
• [学会発表] Human ER-60 prevents fibril formation of amyloid beta (2008)
  • 著者名/発表者名: Kanekiyo T, Okazaki I, Urade Y, Urade R
  • 学会等名: 33th FEBS Congress & 11th IUBMB Congress
  • 発表場所: Athene, Greece
  • 年月日: 2008-06-30
• [学会発表] HumanN ER-60 prevents fibril formation of amyloid beta (2008)
  • 著者名/発表者名: Kanekiyo, OkazakI, Urade Y, Urade R
  • 学会等名: 33th FEBS Congress & nth IUBMB Congress
  • 発表場所: 神戸市・神戸国際展示場
  • 年月日: 2008-06-30
• [学会発表] レプチン欠損肥満マウスにおける肝臓小胞体分子シャペロンの発現 (2008)
  • 著者名/発表者名: 和田濱裕之、河田照雄、裏出令子
  • 学会等名: 農芸化学会大会2008年度大会
  • 発表場所: 名古屋市・名城大学
  • 年月日: 2008-03-28
• [学会発表] レプチン欠損肥満マウスにおける肝臓小胞体分子シャペロンの発現 (2008)
  • 著者名/発表者名: 和田濱裕之、河田照雄、裏出令子
  • 学会等名: 2008年度農芸化学会大会
  • 発表場所: 名古屋市名城大学
  • 年月日: 2008-03-28
• [学会発表] ヒトER-60によるアミロイドβペプチド線維形成の抑制 (2008)
  • 著者名/発表者名: 裏出令子、兼清貴久、岡崎一生、裏出良博
  • 学会等名: 農芸化学会大会2008年度大会
  • 発表場所: 名古屋市・名城大学
  • 年月日: 2008-03-27
• [学会発表] ヒトER-60によるアミロイドβペプチド線維形成の抑制 (2008)
  • 著者名/発表者名: 裏出令子、兼清貴久、岡崎一生、裏出良博
  • 学会等名: 2008年度農芸化学会大会
  • 発表場所: 名古屋市名城大学
  • 年月日: 2008-03-27
• [学会発表] ER-60によるアミロイド・ベータ凝集抑制作用 (2007)
  • 著者名/発表者名: 兼清貴久、岡崎一生、裏出良博、裏出令子
  • 学会等名: 第80回日本生化学会・第30回日本分子生物学会合同大会
  • 発表場所: 横浜市・パシフィコ横浜
  • 年月日: 2007-12-14
• [学会発表] ER-60によるアミロイド・ベータ凝集抑制作用 (2007)
  • 著者名/発表者名: 兼清貴久、岡崎一生、裏出良博、裏出令子
  • 学会等名: 第80回日本生化学会大会・第30回日本分子生物学会大会合同大会
  • 発表場所: 横浜パシフィコ
  • 年月日: 2007-12-14
• [図書] Glycobiol. Res. Trends (2009)
  • 著者名/発表者名: Kamiya, Y., Kamiya, D., Urade, R., Suzuki, T. & Kato, K
  • 出版者: Nova Science Publishers, Sophisticated modes of sugar recognition by the intracellular lectins involved in quality control of glycoproteins in
• [図書] Glycobiology Research Trends (2009)
  • 著者名/発表者名: KamiyaY, Kamiya D, Urade R, Suzuki T, Kato K
  • 出版者: Nova Science Publishers (未定)