研究課題/領域番号 |
18390047
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
伊藤 晃成 東京大学, 医学部・附属病院, 准教授 (30323405)
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研究分担者 |
鈴木 洋史 東京大学, 医学部・附属病院, 教授 (80206523)
高田 龍平 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (90376468)
本間 雅 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (60401072)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
10,900千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 1,200千円)
2007年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2006年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | 脂質 / 薬剤反応性 / 消化管吸収 / トランスポーター |
研究概要 |
近年、コレステロールの消化管吸収に関与する膜輸送担体群(Niemann-Pick Cl-like 1(NPC1L1), ATP-binding cassette family G5/G8 (ABCG5/G8))の単離報告がなされ、コレステロール吸収制御の解明に向け、より直接的なアプローチが可能な状況となった。本研究は、コレステロール取り込み輸送担体とされるNPC1L1分子の輸送機構解析、特にNPC1L1による胆汁ミセルの主要構成成分(コレステロール・リン脂質・胆汁酸)の基質認識性に着目した研究課題である。 PCRによって増幅単離したヒトNPC1L1遺伝子の全長cDNAを哺乳類発現ベクターに組み込み、Caco-2細胞に導入した安定発現株を作製し、解析を行った結果、生理的局在と同様の頂端膜への発現が見られ、NPC1L1発現量依存的なコレステロール取り込み活性の上昇・エゼチミブ濃度依存的な取り込みへの阻害効果が観察された。[3H]/[14C]ラベル体を適宜組み合わせた胆汁ミセルを作製し、輸送実験を行った結果、胆汁中の主要なリン脂質であるホスファチジルコリンの取り込みはNPC1L1高発現によりわずかに上昇し、主な胆汁酸の一つであるタウロコール酸の取り込み活性にはほとんど変化が見られなかった。両成分に対するエゼチミブの効果がコレステロールと比べ低かったことと合わせ、NPC1L1は胆汁ミセル成分から比較的高い選択性でコレステロールを認識・輸送していることが示唆された。
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