研究課題/領域番号 |
18390129
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
坪井 敬文 愛媛大学, 無細胞生命科学工学研究センター, 教授 (00188616)
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研究分担者 |
竹尾 暁 愛媛大学, 無細胞生命科学工学研究センター, 講師 (40302666)
入子 英幸 鳥取大学, 医学部, 助手 (60346674)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,390千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 1,590千円)
2007年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2006年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
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キーワード | マラリア / ワクチン / 感染症 / バイオテクノロジー / ゲノム / 国際研究者交流 / タイ |
研究概要 |
マラリア伝搬阻止ワクチンは、現在までわずかに4種類の候補分子が研究されてきたのみであり、未だ実用化に至っていない。そこで、ゲノムワイドに発現した熱帯熱マラリア原虫生殖母体期の組換えタンパク質を用いて、新規の熱帯熱マラリア伝搬阻止ワクチン抗原を同定することを目的に本研究を実施した。合計170種類のcDNAをクローニングし、網羅的な生殖母体特異的cDNAライブラリーを完成した。これらのcDNAを用いて合計148種類の熱帯熱マラリア原虫生殖母体タンパク質を、コムギ無細胞タンパク質合成法を用いて発現した。また、これらの生殖母体特異的組換えタンパク質を、熱帯熱マラリア伝搬阻止活性が認められている患者血清を用いて酵素抗体法によりスクリーニングしたところ、27種類の生殖母体タンパク質が抗原として選択された。これら27種類の生殖母体タンパク質cDNAをコムギ胚芽無細胞合成系専用プラスミドにサブクローニングし、組換えタンパク質の大量合成及び精製を行った。その結果得られた22種類の精製タンパク質を個別にマウスに免疫し、抗血清を作製した。作成した抗血清を用いて、培養熱帯熱マラリア原虫生殖母体、生殖体及びオーキネートを染色し、原虫における抗原の発現時期およびその局在を観察した。原虫との反応性を確認した後、これらの抗血清を用いて培養熱帯熱マラリア原虫に対する伝搬阻止活性を測定した。その結果、2種類の抗血清に熱帯熱マラリア伝搬阻止活性が認められた。以上の結果から、本アプローチは新規マラリア伝搬阻止ワクチン候補抗原の探索に有用であることが判明した。
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