研究課題/領域番号 |
18390152
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
熊ノ郷 淳 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (10294125)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,500千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 2,100千円)
2007年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2006年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
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キーワード | ヘルパーT細胞 / セマフォリン / アトピー性皮膚炎 / 自己免疫疾患 / 自己免疫性心筋炎 |
研究概要 |
セマフォリンクラス4型に分類されるSema4Aは樹状細胞のcDNAライブラリーからクローニングさた膜型のセマフォリン分子であり、これまでT細胞の活性化に関与することが明らかとなっている。申請者によるSema4A欠損マウスを用いた解析から、Sema4A欠損下での抗原特異的T細胞の産生障害とTh1反応低下が見出され、Sema4AのTh1/Th2反応制御への関与が示唆されている。また申請者らはSema4Aの発現が従来知られてきた樹状細胞に加えTh1細胞特異的にT細胞においても発現誘導されること、また樹状細胞に発現するSema4AとTh1細胞に発現誘導されるSema4Aが、それぞれ抗原特異的T細胞の活性化とTh1/Th2反応制御という異なる免疫応答の局面で機能するとの知見も得ている。しかしながら、Sema4Aがどのような分子的メカニズムでTh1/Th2反応制御に関与するかについては未だ明らかではなく、Th1/Th2バランスの破綻に起因するアレルギー疾患などの病態へのSema4Aの関与も明らかではない。このような観点から、本研究ではSema4AのTh1/Th2反応制御機構の分子メカニズムを明らかにするとともに、Sema4Aをターゲットとした自己免疫疾患及びアレルギー疾患制御の検討を行い、Sema4Aによる効果的なTh1/Th2反応制御法の確立を目的とした。 今年度の研究では、昨年度に引き続きリコンビナントSema4Aタンパク投与により、Sema4A欠損マウスで発症するアトピー性皮膚炎様症状及びアトピー性皮膚炎モデルマウスとして知られるNC/Ngaマウスの皮膚炎症状の改善を確認するとともに、発症のどの時期に投与するのが効果的なついて検討した。またヘルパーT細胞分化異常が関与する自己免疫性心筋炎モデルにおいてもSema4Aがその発症に関与するとの知見が新たに得られた。
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