研究課題/領域番号 |
18390165
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
尾藤 誠司 国立病院機構, 東京医療センター(臨床研究センター)臨床疫学研究室, 室長 (60373437)
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研究分担者 |
早野 恵子 熊本大学, 医学部付属病院, 助教 (70336238)
野村 英樹 金沢大学, 医学部付属病院, 准教授 (80313667)
大西 弘高 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90401314)
浅井 篤 熊本大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80283612)
大生 定義 立教大学, 社会学部, 教授 (70146843)
竹村 洋典 三重大学, 医学部附属病院, 助教授 (00335142)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,010千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 2,010千円)
2007年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2006年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | 患者-医療者関係 / 医療倫理 / 職業倫理 / 医学教育 / コミュニケーション / 社会調査 / 患者医療者関係 / 医療・福祉 / 社会医学 / 倫理学 / 教育学 |
研究概要 |
<研究の目的>医療を受ける側と提供する側が信頼しあいながら医療サービスが成立するために、現在解決されなければならない問題はいくつもある。我々研究班は、2年間の事業の中で、現在起こっている医療に関する問題点について、医師のプロフェッショナリズムの視点から考察し、実証的な根拠を提示するとともに、プロフェッショナリズム推進への方略や、プロフェッショナリズム涵養のためにあるべき教育について多面的な研究事業を行なうことを目的とした。各事業に先立ち、我々は、まずインターネットによるW.EB掲示板機能を用いた「WEB討論会」を開催した。その内容を基礎資料として、以下の分担事業を行った。 <医師の思考と職業意識に関する論考集の出版>分担研究者を中心とした医師の思考を文化人類学的に考察した『医師アタマ』を出版するとともに、事例を基にした論考連載「白衣のポケットの中:医師のプロフェッショナリズムについて考えるフォーラム」をおこなった。 <医師が持つべきプロフェッショナリズムに関する質的調査および量的調査>医師が持つべきプロフェッショナリズムの内容に対し、医療専門職や患者、市民等に対して質的インタビューを行い概念の整理を行った。その上、医師の態度と行動に対する調査を、医師、患者、市民に実施し、結果の比較を行った。 <医師のプロフェッショナリズム推進および教育事業>映画や事例の振り返りによる、医師の態度教育に関する教育ツールを開発し、有用性の観察を行った。 <良質な医療サービスを提供するために必要な就労環境についての調査>医師の就労環境改善を提言するための現状調査を行った。以上の調査等を踏まえ、複数の種類にわたる医療専門職のほか、倫理学、メディエーター、マスコミ関係者、患者を代表する者等による合同ワークショップ「ともに考える医療ワークショップ」を開催し、医療者行動規範宣言書の草案を作成した。
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