研究課題/領域番号 |
18390169
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | ディナベック株式会社 |
研究代表者 |
弘中 孝史 ディナベック株式会社, 事業開発本部研究開発部, 生産センター長 (50373543)
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研究分担者 |
伴 浩志 ディナベック株式会社, 事業開発本部研究開発部, 研究員 (60373544)
井上 誠 ディナベック株式会社, 事業開発本部研究開発部, 部長 (30373541)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,880千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 1,080千円)
2007年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2006年度: 11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
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キーワード | 薬物輸送学 |
研究概要 |
我々はSendai virusベクターの本体であるribonucleoprotein(RNP)を遣伝子導入用ベクターとしての利用方法を検討してきた。luciferase、GFP及びLacZ遺伝子を搭載した非伝播型SeVベクターを構築し、これらベクター感染細胞から精製したRNPを実験に使用した。先ず、ベクター感染細胞から高濃度のRNPを調製するために生産及び精製条件を検討し、RNPの大量調製が可能になった。また、RNP溶液へ安定化剤を添加することで保存性が増し、更に凍結乾燥による保存も可能であることを示した。各種遺伝子導入試薬によるin vitroでのRNPの導入試験の結果、DOTAP及びDOSPERのカチオン性脂質で効率よく導入できることがわかった。また、サイトカラシンB及びクロロキン添加実験からRNPの細胞内の導入経路はファゴサイトーシスにょるものと考えられた。一方、in vivoでは筋肉にRNPが導入できることがわかり、RNP/DOTAP複合体よりもむしろRNP単独で導入効率が向上することが示された。ラット前頸骨筋へのRNP単独投与において初回及び2回日投与後に遺伝子発現が確認され、RNPの反復投与の可能性が示された。このときの血清中にSeVに対する抗体価が増加し、RNPが細胞内に導入され発現していることが強く示唆された。また、SeV中和抗体が存在する中で照Pの反復投与が可能であったことは研究目的として当初に掲げたRNPベクターの概念を満足するものであった。更に、導入効率を上げるために筋肉をbupivacain処理すると顕著に導入効率が上がり、筋繊維細胞で発現していることが示された。また、物理的導入方法としてソノポレーションを行ったところ、筋肉以外の皮下、耳、あるいは足裏でも導入が可能であることが示された。このように本実験を通して新規遺伝子導入ベクターとしてのRNPの有用性を示すことができた。
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