研究課題/領域番号 |
18390251
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
西中村 隆一 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (70291309)
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研究分担者 |
小林 千余子 熊本大学, 発生医学研究センター, 助教 (20342785)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,740千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 2,040千円)
2007年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2006年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
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キーワード | 賢蔵発生 / Creリコンビナーゼ / ES細胞 / 糸球体 / 腎臓発生 |
研究概要 |
本計画は、我々が蓄積してきた腎臓発生の知識と遺伝子改変マウス作成技術を利用して、腎臓の各コンポーネント形成を自由に制御しようとするものである。前駆細胞集団を含む後腎間葉はWnt4の作用を受けて、上皮つまり管腔構造を形成し、その後Notch2の作用などにより、糸球体、近位尿細管、ヘンレの係蹄、遠位尿細管という複数の系統に分化していく。特にNotch2は糸球体及び近位尿細管という近位ネフロンの確立に必須であるとされている。この腎臓における細胞運命決定の機構を明らかにし、それを利用してその運命を転換させることを試みる。これができれば、再生医療において、幹細胞から誘導した腎臓前駆細胞を患者の病態に応じて、糸球体方向へ、あるいは尿細管方向へと誘導する際の基盤技術になるはずである。具体的にはCreリコンビナーゼを発現するマウスと、運命決定候補遺伝子Notch2の上流にSTOP配列とCreの標的であるLoxP配列をもつマウス、の2種類を作成し、これを交配することによって、STOP配列が切り出され、Notch2が活性化されることになる。後者のマウスを、ES細胞における相同組み換え及びキメラマウス作成を経て完成させた。これに腎臓前駆細胞特異的にCreリコンビナーゼを発現するマウスを交配したところ、出生直後に致死となり、腎臓が顕著に縮小していた。間葉の分化が早期に起こることによって前駆細胞が枯渇したと考えられる予備的所見を得ている。腎臓の細胞系譜検出のための免疫染色法も確立したので、このマウスにおいて腎臓細胞の運命転換が起きているのかを今後検討する予定である。
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